最近の夏はとても暑くなってきました。
そのため、お仕事やドライブで長距離移動をするときには、カーエアコンをつけていても、背中や太ももが汗だくになってしまうこともよくあります。
「カーエアコンの風が当たる部分は、涼しいのにシートに密着する部分は、汗で湿ってしまった」という人もいるでしょう。
着用している衣服によっては、汗が湿ってしまった部分が変色してしまうこともあるので、ドライブ途中のトイレ休憩で恥ずかしい思いをした人もいるでしょう。
そんな場合におすすめなのが「シートクーラー」です。
「シートヒーター」は皆さんよくご存じだと思いますが、シートクーラーは、シートヒーターに比べると「標準装備・オプション装備」されることがまだ少ない装備です。
そのため装備する場合は「後付け」をする場合が多く、市販の商品としてシートクーラーは、販売されています。
そこで今回は、シートクーラーのおすすめ売れ筋モデルの紹介と、シートクーラーとはどのような物なのかや、選び方をご紹介します。
シートクーラーとは?
シートクーラーとは「シートに直接装備するクーラー」のことです。
正式には「シートベンチレーション」と言いますが、「シートクーラー」の方がわかりやすいので、この記事内では「シートクーラー」と表記しますね。
車には、「夏場はクーラー・冬場はエアコン」と、車内を快適な空間にできるカーエアコン装備がありますが、その装備だけでは「涼しく快適に過ごす」ことが難しいこともあります。
例えば、夏場のドライブで長距離を走っていると、シートと肌が密着して汗だくになることがありますよね。
そんなときに「シートクーラー」があれば、シートから冷風がくるので、暑さも緩和されます。
世間的に、シートクーラーはまだ耳慣れない言葉かもしれません。
逆に「シートヒーター」は、乗用車では標準でついていたり、軽自動車でも「オプション」でつけることもあります。
シートヒーターはそういう意味でも、認知度が高い装備でしょう。
ですが、シートクーラーはまだ標準でついている車は少ないのが現状で、ほとんど後付けで装備することになります。
ここ数年、夏の暑さが厳しくなってきました。
それにより、これから先にはシートクーラーも「標準・オプション装備」になるかもしれません。
これから車の購入を考えている人は、シートクーラーの標準装備やオプション装備があるかどうかも、車選びの検討材料の一つにしてみてもいいかもしれませんね。
ですが、すでに購入して車の買い替えを考えていない人は「シートクーラー」を導入しておけば、この夏は例年よりも涼しい夏になるでしょう。
シートクーラーの選び方
シートクーラーは、夏場のドライブなどにとても重宝します。
とても便利なアイテムですが、せっかく購入しても、その効果が十分に発揮できない場合がありますので、購入するときには、しっかり確認をしておきましょう。
ここからは、シートクーラーを選ぶ際に注目しておきたいポイントをご紹介していきます。
中冷却方法
シートクーラーの冷却方法には、大きく分けて2種類あります。
・吹き出し口タイプ章
まず1つは、シートの内部から送風するタイプです。
このタイプは、シートの中にファンが内蔵されているため、シートから風が発生します。
シートに座って、足を少し広げれば風が下から吹いてくることを感じられるでしょう。
カーエアコンと同時に使用すれば、涼しさもですが寒さを感じる場合もあるほどです。
二つ目の「吹き出し口タイプ」は、シートにこもった熱を吸いだすことで、座面や背もたれを快適にします。
送風タイプに比べれば、すぐに涼しさを感じることはありませんが、シートに座り続けたときに感じる汗や蒸れなどの不快感を緩和してくれます。
シートクーラーは後付けをする場合がほとんどですが、出回っている製品は「送風タイプ」の製品が多いです。
吹き出し口タイプは、シートそのものに吹き出し口を備えることになるので、後付けというよりも、「車を購入後にシートを加工する」ということになるタイプがほとんどかもしれません。
ですが、ちょっとお値段が上がりますが、後付けのシートクーラーでも、送風・吹き出し口タイプの両方を兼ね備えた製品もありますので、それらの商品も検討してみてくださいね。
電圧(W数)
シートクーラーは「シガーソケット電源」に対応している製品が多いです。
そのため、ご自分の車の電圧(W数)をよく確認して、対応しているW数の製品を購入しましょう。
対応していない場合、製品がうまく作動しないこともありますので、注意が必要です。
電源の供給方法
シートクーラーは、電気を使って使用するため、電源の供給方法も確認が必要になります。
シートクーラーは、ほとんどの商品が「シガーソケット電源」に対応していますが、シートクーラーを運転席だけでなく「助手席や後部座席」に設置したい場合は、シガーソケットを増設することも視野に入れないといけません。
特に後部座席にシートクーラーを設置する場合は、「USB対応」も可能かどうかも視野に入れておいた方がいいかもしれませんね。
USB電源にも対応できる製品であれば、「ポータブル電源やモバイルバッテリー」での給電も可能になります。
モバイルバッテリーを使用すれば、車内だけではなく「ベビーカーやアウトドアチェア」での使用も可能なので、活躍する場面も広がりますよ。
ですので、給電方法もしっかり確認しておきましょう。
デザイン
購入する前に確認しておくことに「デザイン」も大切です。
最近販売されている車のシートの色は、いろいろなラインナップがあります。
車のグレードでシートの色が変わったり、オプションで好きな色に変えたりと様々です。
車のデザインだけでなく内装にこだわる人も多いでしょう。
そのために「シートクーラー」のデザインも大切です。
「車内の内装(デザイン)が好きなのに、シートクーラーをつけたらダサくなった」ということにならないように、せめてシートの色とシートクーラーの色を合わせて購入することも検討してみてください。
シートの厚さ
皆さんが運転中に気にする部分に、シートの高さがあると思います。
お好みのシートの高さはいろいろですが、特に背の低い人の場合、シートを一番下に設定しないと、アクセルやブレーキに足が届かなくなる場合がありますよね。
その場合に、シートクーラーを設置すると、シートクーラー分の厚さがシートの高さにプラスされるので、座り心地だけでなく、運転操作にも影響が出ます。
シートの高さの調整にゆとりがあれば問題はありませんが、もしも調整が難しい場合は、シートクーラーの座面が薄いものを選ぶようにすることが大切です。
取付方法
シートクーラーは、後付けの装備なので、自身での設置が可能です。
商品によっては「フックでシートに固定する・裏面に滑り止め加工がしてある」などの取り付け方法があります。
車のシートにずっと設置しておく場合は、しっかり固定できる商品を選んだ方がいいでしょう。
運転中に、シートクーラーがずれてしまうこともありますので、運転に支障がでないように設置する必要があります。
逆に、車のシートに設置するだけでなく、レジャー先にも持ち出して使用したいと思う場合もあるでしょう。
その場合は、固定していても、簡単に取り外しができる商品を選んだ方がいいですね。
小さいお子さんの暑さ対策のために使用する場合は、汚れも気になる場合もあるので、汚れても取り外しができるような商品も視野にいれた方がいいと思います。
ファンの音
シートクーラーは、ファンで送風を行うため、どうしてもファンの回る音がします。
「まったくの無音」という製品は、残念ながらほぼ無いと思ってください。
製品によっては、下記のようなこともあります。
・車の停止中には、ファンの音が気になるが、走行中は気にならない
・走行中でも、ファンを「強」にすると音がうるさい
シートクーラーの構造上、ファンの回る音が発生することは、仕方のないことです。
そのため「些細な音も気になる・静かにドライブをしたい」という人には向いていないかもしれません。
音に対する許容範囲もそれぞれです。
なるべく小さな音のファンの商品を選びましょう。
シートクーラーのおすすめモデルを紹介!
シートクーラーと一口に言っても、様々なタイプの商品があります。
人によって、車に乗る時間や使用頻度は、それぞれ違います。
そのため、シートクーラーに対して求めるポイントも変わってくるでしょう。
今回は、様々なタイプのシートクーラーをご紹介しますので、ご自身の使用頻度を考慮して検討してみてください。
おすすめの売れ筋シートクーラーモデル「【Ototacam】2021最新カーシートカバー」
Otptacamのシートクーラーは、送風と吹き出し口タイプ両方が内蔵されています。
それだけではなく、マッサージ機能も付いているので、長距離運転で疲れた時の休憩中に、リラックスすることも可能です。(安全のため、マッサージ機能は車を止めてから利用してください)
送風と吹き出しの切り替えは手動ですが、その時の暑さに合わせて調整ができるので、とても便利です。
サイズ | 110×50cm |
重量 | 1.8kg |
機能 | ・送風(3段階調節可能)・吹き出し・マッサージ(約15分で自動停止) |
電源接続 | シガーライタ式 |
電圧 | DC12V |
出力 | 16W |
シートの厚さ | 1cm |
おすすめの売れ筋シートクーラーモデル「【TBDLG】エアクーラー」
(Amazonより引用)
シート型ではないシートクーラーです。
シートの枕部分に取り付けて、背中やおしりの部分に風を送るファンになります。
小柄な人でシートの厚さが運転に影響する場合、こちらのシートクーラーがおすすめです。
ただ、風の向きが一方にしか出ないので、背中やお尻が風で冷えたり、風が遮られることもあるかもしれません。
サイズ | 14.1×10.3×3.5cm |
重量 | 不明 |
機能 | 3段階風量調節可能 |
電源接続 | USB対応 |
電圧 | 5V/1A |
おすすめの売れ筋シートクーラーモデル「【ASPLOU】カーシートクールクーラー」
(Amazonより引用)
こちらは「オレンジ・ブラック・ブルー・レッド」の4色展開されているシートクーラーです。
車内シートが黒の場合、どの色でも違和感がなくなじむデザインです。
内装を取り換えることは難しいですが、シートクーラーの色を変えることで、車内の雰囲気も変わってくるでしょう。
送風機能のみですが、風量が三段階に調節できたり、素材がハニカムメッシュなので通気性も抜群です。
サイズ | 110×52cm |
重量 | 1.36Kg |
機能 | 3段階風量調節可能 |
電源接続 | シガーライタ |
電圧 | 12V |
出力 | 16W |
シートの厚さ | 3cm |
おすすめの売れ筋シートクーラーモデル「【FOCUSMART】送風ファン内蔵クールシート」
(Amazonより引用)
背もたれの部分がない、お尻の部分のみのシートクーラーです。
12V電源車専用ですが、24V車用の商品もあります。
シートクーラーを座席に置くだけなので、設置がとても簡単で、強弱のスイッチもついていますので、風量の調節も可能です。
サイズ | 49×48cm |
重量 | 630g |
機能 | 3段階風量調節可能 |
電源接続 | シガーライタ |
電圧 | 12V |
出力 | 不明 |
シートの厚さ | 不明 |
シートクーラーを上手に活用して夏を快適に過ごしましょう!
今回は、シートクーラーのおすすめ売れ筋モデルの紹介と、シートクーラーとはどのような物なのかや、選び方をご紹介しました。
これから先、暑い夏が続いてくると、今後はシートクーラーも標準装備になってくると思います。
ですが、現状は「シートクーラー」のためだけに、車を買い替える人はいないでしょう。
そこで、筆者がおすすめする、売れ筋モデルの後付けのシートクーラーをご紹介しました。
車の使用頻度によっては、シートクーラーに求めるポイントも変わってくるでしょう。
ですが、シートクーラーは取り外しが可能なため、車の座席だけではなく、アウトドアやベビーカーでも使用できるという利点もあります。
シートクーラーは、様々な用途に使用できるので、特に電力の供給方法をよく調べて、ご自身の利用状況に即したシートクーラーを選んでみてくださいね。