今回はルーフテントは道の駅で使用可能かどうかを考察いたします。
ルーフテントの購入や使用場所を考えている方は参考にしてください。
【結論】ルーフテントは道の駅では使用すべきではない

まず、結論から述べるとルーフテントは道の駅では使用すべきではありません。
その理由としては、道の駅利用ルールのマナー違反にあたる可能性が高いからです。
道の駅を使用する上で、厳守すべきマナー10か条は下記の通りとなっています。
・キャンプ行為は行わない
・許可なく公共の電源を使用しない
・ゴミの不当投棄はしない
・トイレ処理は控える
・グレータンクの排水は行わない
・発電機の使用には注意を払う
・オフ会の待ち合わせは慎重に
・車椅子マークのところに駐車しない
・無駄なアイドリングをしない
出典:日本RV協会公式サイト
道の駅でのルーフテントの使用は、この10か条のうちの「キャンプ行為は行わない」に違反する可能性が高いです。
キャンプ行為とはサイドオーニングを広げたり、椅子・テーブル・バーナーなどを車外に持ち出して、キャンプ場のように利用することを指します。
キャンプ行為を禁止する理由としては、サイドーオニングやテーブルを広げることで、公共のスペースを占領してしまうことや、早朝や夜間の騒音を防ぐためです。
今回はこの「公共のスペースを占領してしまう」という点がルーフテントは該当してしまいます。
ルーフテントを広げた際の画像は以下の通りです。

このように、テントがルーフから大きくはみ出し、明らかに車両の大きさを超えるスペースを占領してしまっていることがわかります。
つまり、この形状のルーフテントは道の駅では使用すべきではないことがわかります。
そのため、このようなルーフテントは駐車範囲の広いRVパークやキャンプ場のみでの使用に限られることとなります。
マナーを守り、トラブルを避けるためにも、道の駅でルーフテントは使用しない方が賢明です。
ルーフテントのタイプによっては使用可能

先ほど例に挙げた、ハシゴでテントを支える形式のルーフテントはスペースを占領するため使用することができません。
しかし、上記のようにルーフの上からはみ出さずに使用できるタイプのルーフテントはスペースを占領することがないため使用可能だと考えられます。
また、キャンプ行為が禁止されているのは騒音被害を防ぐためでもあります。
ルーフテントはテント生地で遮音性も低いため、早朝や夜間に騒がないよう注意しましょう。
さらに、昇降用のハシゴがトラブルの原因になる可能性もあるため、使用しない時は取り外すようにしましょう。
以上のような点に注意すれば、この形状のルーフテントは道の駅でも使用可能と考えることができます。
【まとめ】ルーフテントもタイプによっては使用可能!周囲に迷惑がかからないかを判断基準に!
以上、今回はルーフテントが道の駅で使用可能かどうかを考察いたしました。
結論としては「ルーフテントは道の駅では使用すべきではないが、形状によっては利用可能なものもある」となりました。
ルーフの上からはみ出し、公共のスペースを占領するようなタイプのルーフテントの使用は控えてください。
また、スペースを占領しないタイプのルーフテントであっても、早朝や夜間の騒音の原因とならないように注意を払ってください。
とにかく道の駅は多くの人が利用する公共の場です。
周囲の人々に迷惑をかけないかどうかを判断基準とし、他の利用者の気持ちも考えて、皆が快く道の駅を利用できるよう心がけましょう。
