今回は最近注目度が高まってきている「ルーフテント」について、ルーフテントとは何か、そして導入の費用や、実際に使用したメリット・デメリットをまとめました。
ルーフテントの使用した感想や写真、メリット・デメリットなどは実際にルーフテント付きの車で車中泊をしていたタビワライフに協力してもらいました。
「ルーフテントとは?」
「ルーフテントを使用した感想やメリット・デメリットは?」
「導入にかかる費用は?」
そんな疑問にお答えできるよう解説いたします。
ルーフテントとは?

「ルーフテント」とは画像のように車両の上に取り付けるテントのことを指し、どんな車もキャンピングカーのように変えてしまう話題のアイテムです。
価格も20万円前後のため、「車中泊で旅をしたいけど、キャンピングカーは高くて購入できない…」そんな方にはおすすめのアイテムです。
以前までは、ルーフごと上に持ち上げるポップアップルーフ(下写真参考)が主流でしたが、近年ではこのルーフテントの人気が高まってきました。

ポップアップルーフと比較してルーフテントは車の改造が必要ない、導入が簡単で費用が安いといったメリットが挙げられます。
キャンプ場で見かけたら思わず声をかけたくなるほど、見た目もインパクトがありオシャレです。
テント生地で防水性・耐水性に優れ、快適に寝ることができるスペースを確保することができるといった魅力があります。
ルーフテントのメリット5点!
まずはルーフテントを実際に使用した体験から感じたメリット5点をご紹介いたします。
実際に使用してみないと気づくことができない点も挙げられているため、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
①広く快適に寝られるスペースが確保できる

メリットの1つ目として挙げられるのが、「広く快適に寝られるスペースが確保できる」点です。
大型のキャンピングカーやバンでない限り、車内で寝る際は荷物などでどうしても寝るスペースが限られてしまいます。
しかし、ルーフテントを搭載していれば、ルーフの上に新たに寝るためのスペースを増やすことができるため、荷物がたくさんあっても、複数人の車中泊でも快適に寝ることができるようになります。
家族連れでの車中泊で、流石に車1台で寝るのは厳しい…そんな方にはおすすめです。
②設置は4ステップで簡単
2点目にあげるメリットは「設置は4ステップで簡単」という点です。
設置の手順としては
①ルーフテントの梯子を伸ばす

②折りたたんでいるルーフテントを広げる

③ハシゴを固定する

④テントの内側から骨組みを固定する

のたった4ステップです。
一度やり方を覚えてしまえば、非常に簡単に設置できるようです。
ルーフテントは就寝時に毎回広げる必要があるため、4ステップで簡単に広げることができるという点は大きな魅力です。
③車に荷物をたっぷり詰める
3点目にあげるメリットは「車に荷物をたっぷりと詰める」という点です。
車中泊で荷物を積み込む際は、寝るスペースを確保する必要があり、最小限の荷物しか積み込むことができませんでした。
しかし、ルーフテントがあれば、就寝時はテントで寝れば良いため、後部座席に荷物をたっぷり積んでも問題がありません。
多くの荷物を積むことができるようになるため、旅の利便性や快適性も上がります。
④広げているとインパクトがあり目立つ
4点目にあげるのが、「広げているとインパクトがあり目立つ」という点です。
キャンプ場で使用しているとインパクトがあり注目の的になること間違いなしです。
実際に使用しているとアウトドア好きな方から声をかけられることがよくあるそうです。
ルーフテントは時には旅先で素敵な出会いを生み出してくれるかもしれません。
旅先で出会った人と仲良くなりたい、目立つのが好きという方にはルーフテントは最高のアイテムかもしれません。
⑤屋根の上ということでワクワクする
4点目にあげるのが、「屋根の上でワクワクする」ということです。
旅の醍醐味はなんと言っても非日常感や、ワクワク感です。
ルーフテントはそんな旅の魅力を何倍にも演出してくれるアイテムです。
ルーフの上で星を眺めながら寝る…そんな非日常的な体験が日頃の疲れを癒してくれます。
特に、子供連れの家族にはおすすめで、まるで秘密基地のような感覚で子供が楽しんでくれること間違いなしです。
ルーフテントのデメリット4点
次にルーフテントを実際に使用して感じたデメリットをご紹介いたします。
買った後に後悔しないよう、デメリットもしっかりと把握しておくことをおすすめします。
①車の中以上に気温に左右される
デメリットの1点目として挙げられるのが、「車の中以上に気温に左右される」という点です。
ルーフテントはテント生地でできているため、車に比べて気温の影響が大きいです。
ルーフの上ということもあり、夏場の朝から日中にかけては日光が当たりやすく、テント内の温度も上がりやすいという特徴を持っています。
通常のテントのように、夏場は暑く、冬は寒くなりやすいという特徴をしっかり理解しておきましょう。
車のように断熱を行うことが難しい為、夏や冬はしっかりとテント内の温度を調整する対策を行う必要があります。
②広げられるところがキャンプ場などある程度のスペースが必要
2点目は「ルーフテントの使用にはある程度のスペースが必要」という点です。
ルーフテントを支える為にはハシゴが必要になり、車1.5台分程度のスペースが必要となります。
その為、道の駅などでの車中泊にはあまり向いていません。
基本的にはキャンプ場などスペースに余裕がある場所での使用に限られるというデメリットがあります。
③設置よりも収納が大変
3点目は「設置よりも収納が大変」という点です。
実際に使用した感想として、収納時はきっちりと折り畳まないと完全に閉じることができない為、設置よりも収納が大変に感じたという点が挙げられました。
収納に慣れるまでは、撤収に時間がかかるようです。
また、雨天時などは撤収がさらに大変という感想も挙げられました。
撤収の必要がない車中泊と比較して、収納が大変という点はデメリットといえます。
④重量が燃料費に影響するかも?
4点目が「重量が燃費に影響する可能性がある」という点です。
ルーフテントの重量は40〜60kg程度が目安で、一人分に近い重量が常に車にかかることになります。
その為、燃費に悪い影響を与えることが考えられます。
長距離を移動する機会が多い方にとっては、小さな燃費の悪化が大きな費用となる可能性があります。
ルーフテントの導入にかかる費用は?
次にルーフキャリアの導入にかかる費用を解説いたします。
基本的にルーフテントの導入にかかる費用は「ルーフテントの価格+ルーフキャリアの価格」となります。
ルーフテントの価格の目安が20万円+ルーフキャリアが2万円、合計22万円前後になることが多いです。
もちろん購入する製品の価格によって大きくかわる為、一概には言えないのであくまでも目安の価格となります。
ルーフテントのみでは車に装着することができない為、追加でルーフキャリアの費用がかかることに注意してください。
ネットショッピングで購入できるおすすめルーフテント
最後にネットショッピングで購入できるルーフテントのメーカと商品をご紹介いたします。
サイズや予算などを検討して、自身にぴったりのルーフテントを選びましょう。
YAKIMA スカイライズ ルーフトップテント

YAKIMAのスカイライズルーフトップテントは価格148,000円と比較的お手頃な価格のルーフテントです。

大人2人分のスペースがあり、天窓月で星空を眺めながら寝ることも可能です。
また、記事はテント生地で、撥水性も高く雨天時でも安心して使用することができます。
屋根にクリップで固定するタイプのルーフキャリアには取り付けることができないので、購入前には事前に確認をお願いいたします。

Smittybilt(スミッティビルト) オーバーランダーテント ルーフトップテント

Smittybilt(スミッティビルト) オーバーランダーテント ルーフトップテントは大人2人が寝られるほどのサイズ感で、価格は168,000円となります。
大きなメッシュの網戸がついており、サンルーフもついている為、夏場も比較的過ごしやすいタイプのルーフテントです。
耐重量は300kgで、素材はポリウレタン、防水性ポリエステルを使用しています。
タワー型ルーフテント

こちらのタワー型ルーフテントは価格が138,800円と今回紹介するルーフテントの中では最も安価です。
タワー型は構造も単純な為、他のルーフテントよりも設置、収納が簡単と言ったメリットがあります。
展開時の高さが95cmとやや低い点が気になりますが、縦は210cmあり、足を伸ばしてしっかりと寝ることができます。
ルーフテントでさらに快適な旅を!

以上、今回は近年注目が高まっているルーフテントについて、そのメリット・デメリットや、導入にかかる費用をご紹介いたしました。
実際に使用した方からの感想を聞くことで、使用するまでは気づくことができなかったメリットやデメリットをご紹介することができたと思います。
ルーフテントは注目度も高く、車での旅の可能性を大きく広げてくれるアイテムですので、今一度購入を検討してみてはいかがでしょうか?
きっと素敵な車旅を満喫することができるはずです。
