Jackery(ジャクリ)ポータブル電源「1000」を徹底解説!【定格出力1000W、278400mAh/1002Wh】

今回はJackery(ジャクリ)から2020年6月10日に発売されたばかりの超大容量ポータブル電源「1000」について徹底解説いたします。

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000の特徴は?

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000はどれくらい使えるの?

そんな疑問をお持ちの方は是非参考にしてください!

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000のスペック詳細

それでは早速Jackeryポータブル電源1000のスペックを詳しく解説していきます。

電気容量

Jackeryポータブル電源1000の電気容量は1002Whと非常に大きく、超大容量に分類されます。

多くのポータブル電源が販売されている中で、電気容量が1000Whを超えるモデルは限られており、Jackeryポータブル電源1000もそのうちの一つとなります。

家電製品がどれくらい使用できるかの目安は上記の画像の通りとなっており、スマートフォンであれば約100回、ノートパソコンは12.5回も充電できる電気容量となっています。

大きな電気容量を持っているため、長期間の車中泊やキャンプ、災害時の備えに適しているポータブル電源です。

家電製品使用目安
・スマートフォン:100回
・ノートパソコン:12.5回
・LEDライト:76時間
・電気毛布:13時間
・ドローン:17回
・車載冷蔵庫:66時間
・炊飯器:15時間
・プロジェクター:76時間

出力ポート

Jackeryポータブル電源1000が搭載している出力ポートは下記の通りとなっています。

ポート数
・AC(家庭用コンセント)ポート×3
・USB×1
・QC(急速充電USB)×1
・Type-C×2、シガーソケット×1

合計8つの出力ポートを備えており、複数デバイスの同時充電が可能となっています。

中でも最も使う頻度の多いAC(家庭用電源)ポートが3つも搭載されているため、使い勝手も良いです。

定格出力は1000Wで、省エネのモデルであれば炊飯器や電子ケトルも動かすことができます。

重量・サイズ

サイズは332×233×243mmで重量は10.6kgとなっています。

取手がついており、持ち運びのしやすい形状をしていますが、重量が10.6kgあるため、長距離の持ち運びには向いていません。

家庭での予備電源、車中泊、RVキャンプなど、基本的に持ち運びが少ないシーンでの使用に適しています。

充電方法

Jackeryポータブル電源1000の充電方法は「コンセントからの充電」、「シガーソケットからの充電」、「ソーラー発電」の大きく3つのが挙げられます。

コンセントからの充電では付属の専用充電器を使用することで、7.5時間でフル充電が可能となっています。

シガーソケットからの充電も可能で、車中泊で使用する際は走行充電が可能となっています。

シガーソケットでの充電時間目安は約14時間程となっています。

ソーラー発電での充電も可能となっており、別売のソーラーパネルを購入することで、差し込むだけで簡単にソーラー発電を行うことができます。

長期間の車中泊やキャンプで電気を自給したい方にはおすすめの発電方法となっています。

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000はどのような家電製品を使用できるの?

ポータブル電源を購入する上で気になるのが「どのような家電製品を使用できるのか?」という点です。

どのような家電製品を使用できるのかを判断するには定格出力の値を参考にします。

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000の定格出力は1000Wです。

つまり、これは消費電力が1000Wまでの家電製品を使用できるということです。

家電製品の一般的な消費電力の目安が下記の表の通りです。

電化製品消費電力(W)
電子レンジ1300W
ドライヤー600〜1200W
冷蔵庫150〜500W
電気毛布50〜90W
炊飯器350〜1200W
電子ケトル700〜1000W

この表より、電子レンジは動かすことがでできないということがわかります。

また、電子ケトルやドライヤー、炊飯器は、消費電力が小さいモデルであれば使用できることがわかります。

このように、自身が使用したい家電製品の消費電力を調べ、1000W以下であればJackery(ジャクリ)ポータブル電源1000で使用することができます。

純正弦波ってなに?

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ポータブル電源を調べていると、よく出てくるのが「純正弦波」という単語です。

これは電気の出力の波形を表す単語です。

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000の出力波形は上の画像のような「正弦波」です。

ポータブル電源の出力波形には「正弦波」や「修正正弦波」、「矩形波」などが存在します。

一般の家庭に供給されている電気(家庭用コンセント)は、交流(AC)電源の「正弦波」で、簡単に言えば安定した出力形式のことです。

つまり正弦波のポータブル電源は家庭用のコンセントと同様の使い方で使用することができます

安価なポータブル電源は、矩形波・修正正弦波と呼ばれる非正弦波のものが多く、電気毛布や扇風機、パソコンなどを使用することができません。

Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000は正弦波のため、安心して電子機器類を使用することができます。

1000Wh超えの大人気ポータブル電源と比較

次に、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000のように、電気容量が1000Whを超える超大容量のポータブル電源を超えるモデルとの比較を行います。

今回比較の対象として選んだモデルは下記の通りです。

比較対象のポータブル電源
・ECOFLOW「EFDELTA」
・suaoki「G1200」
・BLUETTI「EB-150」
GP1000

これら3つの超大容量ポータブル電源とJackery(ジャクリ)ポータブル電源1000を比較して、どのような点が優れているかを解説いたします。

コストパフォーマンス

まずはコストパフォーマンスについて比較いたします。

コストパフォーマンスの指標としては「1Whあたりの価格」を用いました。

比較結果は下記の表の通りです。

ポータブル電源1Whあたりの価格順位
Jackery1000139.5円
EFDELTA132.9円
G1200141.6円
EB-150126.6円
GP100078円

この結果より、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000は4位という結果になりました。

コストパフォーマンスという点では、あまり優れていないようです。

しかし、他のポータブル電源は15万円以上するため、13万円代で購入がしやすいという点ではJackery(ジャクリ)ポータブル電源1000は優れています。

ポート数

ポータブル電源出力ポート合計ポート数順位
Jackery1000・AC(家庭用コンセント)ポート×3
・USB×1
・QC(急速充電USB)×1
・Type-C×2
・シガーソケット×1
9口
EFDELTA・AC(家庭用コンセント)ポート×6
・USB×2
・QC(急速充電USB)×2
・Type-C×2
・シガーソケット×1
13口
G1200・AC(家庭用コンセント)ポート×2
・USB×4
・Type-C×1
・シガーソケット×1
8口
EB-150・AC(家庭用コンセント)ポート×2
・USB×4
・Type-C×1
・シガーソケット×1
8口
GP1000・AC(家庭用コンセント)ポート×2
・USB×4
・DC×2
・Type-C×1
・シガーソケット×1
10口

出力ポートに関してはEFDELTAが圧倒的なポート数で1位となりました。

ackery(ジャクリ)ポータブル電源1000はUSBのポート数が少ない点が気になりますが、ACポート数と合計ポート数が多いことから3位という結果になりました。

【まとめ】Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000よりも他モデルを買うべきか?

以上、今回はJackery(ジャクリ)ポータブル電源1000のスペックについて解説いたしました。

他社の1000Whを超えるモデルと比較した結果、特別抜き出て良い特徴は見つけられませんでした。

個人的には安さを求めるならGP1000、使い勝手や性能を求めるならEFDELTAなどのモデルをおすすめいたします。

やや辛口のレビューとなりますが、購入を考えている方は是非参考にしてください。

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