今回はEcoFlowのポータブル電源DELTA Maxの実機をレビューいたします!
また、同シリーズのEFDELTAとの違いも比較して紹介いたします!
これからポータブル電源の購入をお考えの方や、EFDELTAとどちらを購入したら良いか迷っている方は参考にしてください!
2022年最新のおすすめポータブル電源を容量別にランキング紹介した記事は以下をご覧ください↓↓↓

DELTA Maxの魅力や特徴を解説!

まずはDELTA Maxの魅力をわかりやすく解説いたします!
他のポータブル電源と比較してどのような点が優れているのかをしっかりとチェックしておきましょう!
①定格出力2000W &X-Boostテクノロジーでほとんどの家電製品が使用可能!

DELATA Maxは定格出力2000W(瞬間最大4200W)とトップクラスの出力を誇ります。
これは、ドライヤーや電子レンジをはじめとした消費電力の大きな家電製品をほぼ全て動かすことができ、数あるポータブル電源の中でもトップクラスの出力となります。
また、独自のX-Boostテクノロジーによって2400Wまでの家電製品を動かすことができます。
一般的な生活で消費電力が2000Wを超える家電製品を使用することはないため、家にある家電製品全てを使用できると考えても大丈夫です。
また、合計の消費電力が2000W以下であれば複数の家電製品を同時に使用することも可能です。
②超大容量の2016Wh &6048Whまで拡張可能!

DELTA Maxはポータブル電源の中でもトップクラスの電気容量2016Whを誇ります。
これだけでも十分に凄いのですが、2つのエクストラバッテリーを接続することで最大6048Whまで電気容量を拡大することができます。
大容量に加えて、使用シーンによってお好みで電気容量を変えることができるという他のポータブル電源ではほとんど見られないような特徴を持っています。
③充電時間が圧倒的に短い

2点目の優れている点としては充電時間が圧倒的に短いという点です。
独自のX-Stream充電テクノロジーを搭載しており、フル充電で2時間、80%充電は1時間で済むという驚くべき充電速度です。
2016Whという電気容量を誇りながらも2時間でフル充電することができるというのは非常に大きな魅力です。
一般的なポータブル電源だと、2016Whをフル充電するには10時間前後かかるため、10倍近い速さで充電できることがわかります。
高速充電機能も他のメーカーのポータブル電源では一部でした見られないため、ポータブル電源選びにおいて大きなプラス要因となります。
「充電を忘れていた」なんて場合でもすぐにフル充電することができます。
④アプリで遠隔操作やモードの調整が可能!

DELTA Max本体とアプリを接続することで遠隔操作や確認を行うことができます。
電池残量の確認やAC・DC出力のオン・オフ切替だけでなく、ACやシガーソケットからの充電電流を調整することができます。
充電電流を調整することで、バッテリーの寿命を伸ばしたり、充電時の音を抑えることができるといったメリットがあります。
より幅広いシーンに合わせた使用方法が可能となっています。
DELTA Maxのスペック詳細

それではDELTA Maxのスペックを詳しく解説していきます。
①セット内容
・AC充電ケーブル
・車載シガーソケット充電ケーブル
・ソーラー充電ケーブル
・DC5521-DC5525ケーブル
・取扱説明書
・保証書
購入時のセット内容は上記の通りとなっており、購入後は充電してすぐに使用することができます。
②電気容量

電気容量は2016Whで、家電製品の使用目安は上の画像の通りです。
LEDライトは60時間以上使用することができるので、キャンプや車中泊、停電時でも電力不足で明かりに困ることはありません。
家電製品をどの程度使用できるかよくわからない…という方は以下の計算方法で求めることができます。
②電気容量(Wh)÷1回の充電に必要な電気容量(Wh)×電気ロス0.8=充電回数
例えば消費電力100W電気毛布の使用時間目安を知りたい場合は①の式を用います。
「電気容量210Wh÷電気毛布の消費電力100W×0.8=1.68≒1.7時間」となります。
また、iphoneのように充電するタイプは②の式を用います。
「電気容量210Wh÷iphone充電で消費する電気容量11.97Wh×0.8=14回」と計算することができます。
初心者の方はご自身が使用する家電製品の消費電力を調べて、DELTA miniでどの程度使用できるのかを事前に調べることをおすすめいたします。
③出力ポート

・DCポート×2
・シガーソケット×1
・USB-Aポート×4(内二つは急速充電対応)
・USB-Cポート×2
DELTA Maxには合計15口の豊富な出力ポートが搭載されています。
最も使用頻度の多いAC(家庭用電源)が6つも搭載されており、複数の家電製品を同時に使用することが可能です。

本体の反対側にはUSB-Aポート×4、USB-Cポート×2が搭載されています。
USB-Aポートの内の2つは急速充電に対応しており、スマートフォンの対応端末であれば約4倍速い時間での急速充電が可能です。
また、Type-C USBはApple製品で採用されている形式のため、MacやiPadとの相性も抜群です。
④入力規格
DELTA Maxの充電方法は大きく「コンセントからの充電」、「シガーソケットからの充電」、「ソーラー発電」「発電機による充電」の4つの方法が挙げられます。
【コンセントからの充電】

コンセントからの充電は付属のコードを使用して行います。
DELTA Maxの大きな特徴であるX-Stream充電技術によって1時間で80%、2時間でフル充電という超高速充電を実現しています。

充電コード自体にアダプター等は付いていないため、収納性が高くかさばらないのが嬉しいポイント。

実際に充電を行い、充電速度を観察したところ1400W前後で充電が行われていました。
一般的なポータブル電源の場合は65〜80W程度での充電になるため、以下に高速充電が優れているかお分かりいただけると思います。
充電も0%から100%になるまで1時間35分で完了しました。
これだけ大きな電気容量のポータブル電源であるにもかかわらず、本体充電のストレスは全くと言っていいほどありません。
【シガーソケット からの充電】

シガーソケットからの充電も可能となっています。
車のシガーソケットで充電してみると、INPUTの値は103Wとなっており、約20時間程度でフル充電することができる計算となります。
車中泊などで使用する場合は移動時に充電できるため、とても便利な機能です。
【ソーラー発電】

ソーラー発電による充電も可能で、コンセントでの充電ができない場所での使用を考えている方はソーラーパネルも購入しておくことをおすすめいたします。

本体とソーラーパネルの配線を接続するだけなので、初心者の方でも簡単に発電を行うことができます。
ソーラー発電の様子を詳しく紹介した記事は下記をご覧ください↓↓↓

⑤サイズ・重量

サイズは49.7×24.2×30.5cmとなっており、DELTAシリーズを並べると上の写真のようなサイズの違いがあります。


手で持った時のサイズ感は上記の写真の通りで、左がDELTA Max、右が EFDELTAです。
EFDELTAと比較すると一回り大きく、重量は22kgあります。
男性でも長距離の持ち運びは大変なので、基本的には持ち運びが少ないシーンで据え置きで使用するのに適しています。
例えばキャンプで使用するのであれば、オートキャンプで車が横付けできるようなシーンでの使用をお勧めします。
駐車場からテントまで距離がある場合はキャリーを使用しないと持ち運びは大変です。
DELTA Maxで様々な家電製品を動かしてみた!
次にDELTA Mazは消費電力の大きな家電製品を動かすことができるのかを検証してみました。
【電子レンジ】

まずは消費電力が大きい電子レンジですが全く問題なく動かすことができました。
一般的なポータブル電源は電子レンジを使用した瞬間にすぐに停止してしまいますが、DELTA Maxは家庭のコンセントと同じ感覚で使用することができます。
電子レンジを動かすことができる数少ないポータブル電源の一つです。
【ドライヤー】

ドライヤーでも検証を行いましたが、こちらも問題なく使用することができました。

電気毛布などの家電製品と合わせて使用しても止まることなく余裕で動かすことができます!
【電動工具】

電動工具は起動時に瞬間的に大きな電力を必要とするので、一般的なポータブル電源では動かせないことが多々あります。
しかし、DELTA Maxは電動工具のディスクグラインダーもパワーを落とすことなく使用することができました。
ガレージでのDIY作業での使用を考えている方にもおすすめです。
無駄な延長コードを使用する必要がなくなるため、作業効率アップにもつながります。
プロが使用する機械では出力が足りない可能性もあるため、事前に確認しましょう。
【パソコン・スマートフォン・タブレット】

もちろんパソコンやスマートフォン、タブレットの複数台同時充電も全く問題なくできます。
他にも電気ケトルやヘアアイロン、テレビなどでも検証を行いましたがどれも使用することができました。
このように、一般的な生活で使用する家電製品はほとんど使用することができるので、車中泊やアウトドアでも快適に過ごすことができます。
また、停電などの災害時の備えとしてもぴったりのポータブル電源です。
EFDELTAと違いは!?スペックや使用感を比較!

DELTA Max | EFDELTA | |
電気容量 | 2016Wh | 1260Wh |
価格 | 187,000円 | 139,500円 |
1Whあたりの価格 | 約93円 | 約111円 |
出力 | 合計2000W(サージ4200W) | 合計1600W ( サージ 3100W) |
重量 | 約22kg | 約14 kg |
サイズ | 49.7×24.2×30.5cm | 40 x 21 x 27 cm |
アプリ管理 | あり | なし |
出力ポート | AC×6、USB-A出力 x2、USB-A急速充電 x2、USB-C出力 x2、シガーソケット×1、DC5521出力 x2 | AC×6、USB-A出力 x2、USB-A急速充電 x2、USB-C出力 x2、シガーソケット×1 |
DELTA MaxとEFDELTAのスペックは表の通りで、DELTA MaxがEFDELTAより優れているポイントは以下の4点となります。
②1Whあたりの価格
③出力ポート数
④アプリ管理
これより、DELTA MaxはEFDELTAの電気容量や出力を大幅に強化したモデルであることがわかります。
また、電気容量1Whあたりの価格が約93円とやすく、コスパも良いと言えます。
出力ポートに関しては大きな違いはありませんが、DELTA MaxはDCポート×2が追加されています。
さらに、DELTA Maxはアプリで遠隔操作や管理を行うことができると言った特徴もあります。
またカスタム充電で充電速度を抑えることで、バッテリーの寿命を延ばすことができたり、冷却ファンの音を小さくすることができます。
離れたところから操作できたり、使用シーンに合わせてカスタマイズできるので、より便利に使用できるようになりました。

一方で、重量はEFDELTAより7kg程度重くなっているため、持ち運びやすさという点ではEFDELTAに軍配が上がります。
大型のポータブル電源には移動しやすいようにキャリーがついているモデルもあるのですが、DELTA Maxには搭載されていないため持ち運びしにくい点がネックとなります。
持ち運び性能よりも電気容量や出力といったスペックを重要視する方におすすめのモデルです。
DELTA Maxはこんな人におすすめ!
DELTA Maxがおすすめな人をまとめると以下の通りとなりました。
・長期間のキャンプや車中泊で使用したい
・防災対策として備えておきたい
・ガレージでのDIY作業に使用したい人
・移動販売の補助電源で使用したい人
DELTA miniはこんな人におすすめできない
次にDELTA Maxがおすすめできない方をまとめました。
当てはまる方は購入を見直すか、その他のポータブル電源の購入を検討すべきかもしれません。
・消費電力の大きな家電製品を使用する予定のない人
・軽量で小型のポータブル電源を求めている人
DELTA Maxは大きな電気容量と出力の高さが魅力のモデル!

以上、今回はDELTA Maxをご紹介いたしました。
DELTA MaxはEFDELTAよりも大容量、高出力のモデルでハイスペックなポータブル電源であることがわかっていただけたと思います。
さらに、アプリによる遠隔操作や充電電流を調整することができ、より便利に使用できるといったメリットもあります。
一方で重量が重く、持ち運びがしにくいっといったデメリットもあるので、ご自身の使用シーンをよく考えた上で購入することをおすすめいたします。
今回の記事を参考に、是非ご自身にあったポータブル電源を選び出してください!
DELTA Maxの詳細についてはこちらをご覧ください:https://jp.ecoflow.com/products/delta-max-portable-power-station?variant=41080716230817