寒い季節の車中泊やアウトドアでの防寒対策として、ヒーターやカイロなどがありますね。
もちろんそれらの防寒対策も大切ですが、昔から「ひざ掛け(ブランケット)」も身近な防寒グッズでした。
車の運転中にブランケットを膝にかけておくだけでも、足元の温かさが違います。
そこで最近、防寒グッズの一つとして人気なのが、USBで接続して使用できる充電式電気毛布です。
電気毛布は家の中で布団に敷いて使用する印象が強いですが、最近は、バッテリーをUSBで接続してコードレスで使用することができるのです。
そこで今回は、車中泊やキャンプにも使える電気毛布10選と、選び方やメリット・デメリットをご紹介します。
充電式電気毛布のメリット・デメリット

充電式電気毛布のメリット・デメリットをご紹介します。
単純に考えれば「コードレスで使用ができるから、どこでも使える」という、メリットに目が行きがちです。
ですが、どのような製品でもメリット・デメリットはあるのです。
充電式電気毛布を購入する場合は、メリットだけでなくデメリットも考慮して製品を選んでくださいね。
充電式電気毛布のメリット
充電式電気毛布のメリットをご紹介します。
コードレスで使用ができる充電式電気毛布は、メリットがたくさんあります。
①コードレスで場所に縛られずに使える

充電式電気毛布は、USBケーブルを利用してモバイルバッテリーやPC、ポータブル電源に接続して使用することができます。
この時に、モバイルバッテリーに接続して使用すれば、コードレスになり場所を選ばず使用することが可能なので、野外でのイベントやアウトドア・釣りでも活躍できます。
特に、海で釣りをする場合、海からの風は本当に冷たいです。
ひざ掛けとしてだけではなく、肩に掛けて使用すれば、寒さをしのげますよ。
②キャンプや車中泊などのアウトドアシーンでも使える(シュラフの中でも使える)
上記のコードレスでも使用ができるにつながりますが、コードレスで使用ができるため、アウトドアのキャンプ時や、海風が強い釣りの時にも使用が可能です。
車中泊の時にももちろん使用ができます。
敷き掛け兼用の充電式電気毛布であれば、日中はひざ掛けとして使用して、休む時にはシュラフの中に入れたり、床に敷いて敷き布団として使用もできます。
特にシュラフの中で、充電式電気毛布をつかえば、足元の冷えも気にならず温かく眠ることができますよ。
車中泊の時に、ポータブル電源を使用している場合、充電式電気毛布のバッテリーが無くなった場合に、USBで充電も可能です。
③ポータブル電源のACポートを使用しない

充電式電気毛布というより、USBの充電式電気毛布のメリットとして、ポータブル電源のACポートを使用しないこともメリットとして挙げられます。
ポータブル電源は、いろいろな種類が出ていますが、出力用のポートを見れば、USBポートよりもACポートの方が数が少ないことが明らかです。
ですが、車中泊で使用する家電製品を見ると、ACポートを使用する電化製品が多いと思います。
ご家庭で使用している家電製品を、車内に持ち込んで使用することもあるでしょう。
その場合、家庭用の電化製品は大体コンセント(AC電源)使用になります。
ポータブル電源のACポートは、大体2~3口くらいです。
家庭で使用している電気毛布も、車中泊時に大活躍をしますが、その場合、ACポートを必ず1口使用してしまい他の家電製品の使用の制限になってしまうこともあるのです。
ですが、USBの充電式電気毛布の場合は、モバイルバッテリーを使用すればコードレスのため自由に動き回れます。
充電が無くなればACポートに比べて数の多いUSBポートの一つを使用して給電できるので、他の家電製品の使用の妨げになりません。
④モバイルバッテリーで使用できる
上記の内容ともかぶりますが、充電式電気毛布のメリットとして「モバイルバッテリーで使用が可能」ということもあります(できない製品もあります)。
最近は、スマートフォンの充電のためモバイルバッテリーを常に持っている人もいるのではないでしょうか。
容量も様々なので、容量の大きいモバイルバッテリーを使用すれば、長時間充電式電気毛布を使用することも可能です。
ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりもかなり高額なので、気軽に用意するのは難しいでしょう。
ですが、モバイルバッテリーであれば、容量によりますがリーズナブルな価格で販売されているので、入手しやすいと思います。
充電式電気毛布のデメリット
充電式電気毛布のデメリットをご紹介します。
充電式電気毛布のデメリットは、やはり「充電」に関することになります。
充電が切れてしまった場合は、ただの毛布・ひざ掛けになりますが、それでも寒さはしのげますよ。
①使える時間が限られる
「充電式」とついているので、お分かりかもしれません。
充電式電気毛布は「充電」して使用する電気毛布です。
そのため、充電しても持続時間の短い電気毛布の場合は、長時間の使用ができません。
使用する時間が短時間の場合は、コードレスなのでとても便利に使用することができます。
ですが、持続時間を超えて使用をする場合には、電気毛布としての温かさではなく、毛布としての温かさのみになってしまうでしょう。
②バッテリーの予備が必要
電気毛布は、家庭用のACアダプタ(コンセント)で使用するものが一般的ですね。
充電式電気毛布は、充電しているバッテリーをポケットに収納して電気毛布として使用しますが、バッテリーの充電が無くなれば、電気毛布としての温かさはなくなり、毛布・ひざ掛けとして使用することになります。
バッテリーが用意されている充電式電気毛布は、長くても6時間くらいの使用が目安となっているので、6時間を超えて使用する場合は、予備としてポータブル電源かモバイルバッテリーの用意が必要です。
③バッテリーが付属している商品が少ない
USBケーブルで使用できる電気毛布はかなりの数がありますが、バッテリーが付属している充電式電気毛布は、数が少ないのが現状です。
そのためコードレスで使用するためには、別途「モバイルバッテリー」の用意が必要になります。
販売されている電気毛布は「5V-2A」の出力が必要になりますので、お持ちのモバイルバッテリーを使用する場合は、出力数の確認が必要です。
製品によって「5V-2A」よりも小さい出力のモバイルバッテリーを使用した場合、高温機能が作動しない場合があります。
新たにモバイルバッテリーを購入する場合は、出力電圧を確認して購入してくださいね。
充電式電気毛布の選び方
充電式電気毛布の選び方を紹介します。
充電式毛布は、用途によって選び方が変わってきます。
オールマイティに使用したい場合もあると思いますが、一番自分がよく使う用途を思い浮かべながら、選んでみてくださいね。
使い方を考える
電気毛布には、敷きタイプと掛けるタイプ・兼用タイプがあります。
充電式電気毛布は「ただ、温かければいい」というものではありません。
これから購入する場合は、自分がよく使用するであろう用途を考えて、自分に合った充電式電気毛布を選びましょう。
これから、それぞれのタイプを簡単に紹介していきますね。
【敷きタイプ】
敷きタイプは、断熱マットなど冷気を遮断するアイテムの上に敷いて使用すれば、眠るときや座って過ごす時にも温かさを感じることができます。
車中泊で後部スペースの床で過ごすことが多い場合は、敷きタイプの電気毛布がおすすめです。
敷いて使用することを想定しているので、上に人が乗っても大丈夫なように硬めに作られています。
肌ざわりが、ちょっとゴワゴワすると感じるかもしれません。
【掛けるタイプ】
掛けるタイプの充電式電気毛布は、敷きタイプの電気毛布よりもサイズが豊富です。
敷布団と同じくらいや、ひざ掛けサイズの商品もあるので、自分の使用用途に合わせて、サイズも選べます。
敷きタイプの電気毛布に比べて、柔らかい素材で作られています。
車中泊だけではなく、アウトドアチェアやコットを使用する時のひざ掛けにもなるので、サイズの大きい敷きタイプでは使いづらい場合は、掛けるタイプの電気毛布がいいでしょう。
オフィスワークの時に使用する場合も、あまり大判の物ではない方がいいでしょう。
掛けるタイプの充電式電気毛布は、下に敷いて使用することを想定して作られてはいません。
掛けるタイプの製品を、下に敷いて使用した場合、故障の原因にもなりますので、下に敷いての使用はやめておきましょう。
【兼用タイプ】
兼用タイプは、敷き掛けどちらでも使用ができる電気毛布です。
敷き掛け両方で使用ができるということで、敷き専用の電気毛布よりかは柔らかい素材でできています。
様々な用途で使用したいと思う場合は、両用タイプを選んだらいいかもしれません。
サイズは、掛けタイプの製品よりも一回り大きいタイプのものが多いです。
使用時間によって選ぶ
充電式電気毛布は、持続時間が長くても6時間程度の製品が多いので、野外で使用する場合には、ポータブル電源やモバイルバッテリーが必要になる場合もあります。
もしも、真冬でのキャンプや車中泊をする場合は、ポータブル電源のバッテリーの種類によっては、性能を発揮できない場合もあります。
ですので、寒さ対策として充電式電気毛布使用する場合は、他の防寒対策もしっかり行いましょう。
オフィスワークの場合、使用しているPCに接続すれば電気毛布として使用ができるので、室内で使う場合は、考えなくてもいいかもしれません。
ですが、野外(屋外)で使用を考えている場合は、バッテリーの予備も考えておきましょう。
発熱シートの数
充電式電気毛布の選び方に、発熱する部位の数も確認しておく必要があります。
単純にひざ掛けとして使用する場合は、発熱シートが中央に配置されていれば問題ないかもしれません。
ですが、アウトドアや車中泊に使用する場合は、発熱する部位が多い方が、温かい範囲も広がります。
これも使用する用途によって、求めるシート数も変わってくると思いますので、よく確認しておきましょう。
充電式おすすめ電気毛布10選!車中泊やキャンプにも使えるモデルを紹介
コードレスでとても便利な充電式電気毛布をご紹介します。
上記のデメリットでもご紹介したように「バッテリーが付属している商品」はまだ少ないのが現状です。
ですので、別途バッテリーを用意すれば使用できるUSB接続可能な電気毛布も併せてご紹介していきますね。
【TATA】コードレスブランケット(WFB-01)

充電のできるブランケットです。
低温時では約4~5時間の使用が可能で、洗濯もできます。
最初の充電の時には約10時間必要ですが、次回からは6時間の充電で使用可能です。
欠点として、充電しながらの使用ができないことが残念です。
サイズ | 140×80cm |
機能 | 3段階温度調整可能・丸洗い可能 |
連続使用時間 | 低:約4.5時間・中:約3.5時間・高:約2.5時間 |
充電式どこでもブランケット

優しい色合いの充電式ブランケットです。
バッテリーが付属していますが、5V/2A対応のモバイルバッテリーならば、使用も可能です。
サイズ | 140×80cm |
機能 | 三段階温度調節可能(強:45℃・中:40℃・弱:35℃)・発熱シート内蔵・バッテリー充電式・洗濯可能 |
バッテリー充電時間 | 約8時間 |
連続使用時間 | 強:約2時間・中:約3時間・弱:約6時間 |
付属品 | 持ち運び用巾着・充電用USBケーブル・バッテリーパック・発熱シート |
【LIUDU】電気ひざ掛けUSBブランケット

5V-2A以上の電源仕様に対応しているため、携帯電話のモバイルバッテリーからの給電も可能です。(モバイルバッテリーを入れるポケットもあります。)
ただ、電気毛布自体に充電ができるわけではありませんので、別にモバイルバッテリーが必要です。
8つのヒーターが内蔵されていて、3段階の温度調整ができます。
ポータブル電源やパソコンにも接続できますが、延長コードが必要です。
サイズ | 150×80cm |
機能 | 3段階温度調節可能(低温:40℃(青)・中温:50℃(白)・高温:60℃(赤))・洗濯可能(手洗いおすすめ) |
コードの長さ | 約20cm |
【hakucho】掛け敷き両用電気ブランケット

タイマー機能が付いた掛け敷き兼用電気毛布です。
5V 1.5A~5V 2.0Aのモバイルバッテリーがあれば、USBで接続して利用が可能です(5V 2.0Aが望ましい)。
サイズ | 100×65cm |
機能 | タイマー(60・90・120分)・3段階温度調節可能(弱:約35℃・中:約45℃・強:約55℃) |
USBコードの長さ | 145cm |
【DREHFLEX】敷き掛け兼用電気毛布

過熱防止機能(70℃以上で自動で電源切り)とタイマーがついている電気毛布です。
5V 1.5A~5V 2.0AのUSBポートがあればいつでも使用ができますし、モバイルバッテリーの使用も可能です。
サイズ | 100×65cm(ヒーターサイズ:30×20cm) |
性能 | 過熱防止機能(70℃以上で自動停止)・タイマー(30・60・90分)・3段階温度調節 |
USBケーブルの長さ | 約165cm |
【GUKEA】敷き掛け兼用電気毛布

4つのヒーターが内蔵されている電気毛布です。
大判タイプなので、車中泊時にもとても便利に使用ができます。
温度「強」でダニ退治もできるので、こまめな洗濯が難しくても安心して使用ができます。
5V 2.0AのモバイルバッテリーやPCに繋いで使用ができるので、アウトドアだけでなく仕事中にも使用ができます。
サイズ | 152×78cm |
機能 | 3段階温度調節可能(高:60℃・中:50℃・低:40℃)・タイマー(30・60・90分)・洗濯可能(手洗い・洗濯ネット使用)・1mの延長USBケーブル付 |
【RAVAcoco】敷き掛け兼用電気毛布

中綿タイプの電気をつけなくても温かく使用ができる電気毛布です。
5V/2Aの電源供給可能な充電器やモバイルバッテリーでの使用が可能です。(別売り)
サイズ | 110×132cm |
機能 | 3段階温度調節可能・6枚ヒーター使用・手洗い可能 |
【山善】ひざ掛け 電気毛布(YHK-US41)

こちらは「掛ける」用の電気毛布です。
敷いて使用することはできませんが、とても可愛らしいチェック柄なので、持っているだけでも女性やお子様も喜ばれるでしょう。
サイズ | 130×80cm |
機能 | 3段階温度調節可能(強:約45℃・中:約40℃・弱:約35℃)・タイマー(2時間で自動OFF) |
コードの長さ | 約1m |
【INNFURTE】敷き掛け兼用電気毛布

少しサイズが小さめですが、持ち運びが便利な電気毛布です。
アウトドアや車中泊だけでなく、オフィスワーク中でも便利に使うことができます。
サイズ | 92×64cm |
機能 | 3段階温度調節可能(高:65℃・中:55℃・低:45℃)・タイマー(30・60・90分で設定)・洗濯可能(手洗い推奨)・1mUSB延長ケーブル付 |
【ACATIM】USBブランケット 敷き掛け電気毛布

別売りですがAC電源アダプタでも使える、USBのブランケットです。
USBの出力要求は、そのまま使用する場合は「1A/5V」で、延長コードを利用する場合は「2A/5V」が必要になります。
別売りのACアダプタが必要ですが、アウトドアや職場では「USB」を使用して、家庭ではAC電源を利用する、という幅広い使い方ができます。
サイズ | 890×610mm |
機能 | 10時間後に自動電源OFF・手洗い洗濯可能 |
充電式電気毛布でより快適に冬を過ごしましょう!
今回は、車中泊やキャンプにも使える電気毛布10選と、選び方やメリット・デメリットをご紹介しました。
コードレスで使用できる充電式電気毛布は、冬のアウトドアや車中泊・緊急時にも大活躍をしてくれる防寒グッズです。
特に、暖房が効きにくいオフィスや屋外での仕事・アウトドアでは、本当に貴重な温かさになります。
バッテリーが付属している電気毛布は、まだ数が少ないですが、お手持ちのモバイルバッテリーの出力要求が電気毛布にあっている場合は、使用が可能です。
車中泊やアウトドアだけでなく、非常時にも活躍する防寒グッズです。
温かくして車中泊やアウトドアを楽しみましょう。
電気毛布をポータブル電源で使用できるのか検証した記事は以下をご覧ください↓↓↓





