今回は冬の防寒対策として注目を集めているヒーターベスト5種を実際に使用して比較を行いました!
「ヒーターベストの購入を考えているけど、どのように選んだら良いかわからない…」
そんな方のために、実際に5種類のヒーターベストを比較し、使用してわかった選び方の重要なポイントを紹介いたします!
ヒーターベスト選びにお悩みの方は是非参考にしてください!
【結論】比較して分かった!ヒーターベスト選びの重要ポイント2点!
まず始めに結論から述べると、暖かさに関して分かった点は「各電熱パッドの暖かさはどのメーカーも大きく変わらない」という点です。
どのメーカーの電熱パッドもしっかりと暖かさを感じることができ、大きな違いは感じられませんでした。
「それじゃあ何を基準に選んだら良いの?」
と思う方も多いと思います。
筆者が使用して分かったヒーターベスト選びの大きなポイント2点は「電熱パッドの数や位置」と「アウターorインナーどちらで使用するか」という点です。
他にも様々な選ぶポイントはありますが、まずはこの2点から考えることをおすすめいたします。
①電熱パッドの位置

電熱パッド単体の暖かさはどのメーカーも大きく変わりませんが、数や位置は異なります。
例えば、ワークマンとカインズのヒーターベストは電熱パッドが背中のみですが、他のモデルはお腹と背中両方に付いています。
電熱パッドの数が多く、お腹と背中に両方ついている方が、全身を包むようにポカポカと暖めてくれます。
逆に背中側だけで良いという方はワークマンやカインズのモデルが適しています。
②アウターorインナーどちらで使用するか

2点目の重要なポイントは「アウターとインナーどちらで使用するのか」です。
まずはどちらの使用方法がメインとなるかを決め、そこから「サイズ、生地素材、デザイン性」と要素を細分化して選ぶことをおすすめいたします。
アウターで使用する場合と、インナーで使用する場合のそれぞれのおすすめの選び方は以下の通りとなります。
サイズ:重ね着ができるようやや大きめ
生地タイプ:デザイン性、保温性が高いダウン生地
デザイン性:スタイル、カラーなどおしゃれなモデル
【インナーで使用する場合】
サイズ:電熱パッドが体に当たりやすいように小さめを選ぶ
生地タイプ:体にフィットしやすく、アウターを重ね着しやすい薄型の生地
デザイン性:デザイン性よりもサイズ調整などの機能性を優先
アウターで使用する場合はゆとりのあるサイズ感やデザイン性が重要なポイントとなります。
デザイン性が高くて着合わせのしやすいダウンタイプを選ぶことをおすすめいたします。
一方、インナーでの使用の場合は見た目よりも機能性を重要視すべきです。
体に電熱パッドを密着させるためにはサイズ調整機能がついているモデルや、少しタイトなサイズを選ぶことをおすすめいたします。
また、上から重ね着しやすいように薄めの生地の製品の方がインナーとしては適しています。
以上のように、まずはインナーorアウターどちらの使用方法がメインかどうかを考えることをおすすめいたします。
比較を行う5種類のヒーターベストを紹介!
比較を行う5種類のヒーターベストは以下の通りです。
②【カインズ】ヒーターベスト
③【サンコー】洗えるヒーターベスト
④【DOROU】電熱ジャケット
⑤【Oromany】電熱ジャケット
まずはそれぞれの製品の特徴を大まかに紹介いたします。
①WORKMAN:Wind Core

ヒーターベストと言えばワークマンのWindCoreです。
ダウン生地でデザイン性が高く、アウターとして着合わせしやすいのが魅力の製品です。

電熱パッドは背中と首回りのみにつけられており、お腹側にはついていません。
内側はアルミプリントが施されており、熱を逃さずに暖かさを感じることができます。

使用するためには専用のバッテリーが必要ですが、一般的なバッテリーよりも高い電圧である8Vで使用することができるため、他のヒーターベストよりも高い温度を実現しているのが大きな特徴です。
②カインズ:ヒーターベスト

ホームセンター「カインズ」が販売するヒーターベストです。

電熱パッドは首回りと背中のみに取り付けられており、お腹側には付いていません。

バッテリーの接続端子はUSBで一般的なモバイルバッテリーも使用することができます。
カインズヒーターベストのレビュー記事は以下をご覧下さい↓↓↓

③サンコー:洗えるヒーターベスト

様々な便利アイテムを多く販売している「サンコー」が販売するヒーターベストです。
こちらのモデルは商品名の通り手洗いが可能です。

ヒーターベストを使用すると汗をかきやすいため、衛生面が気になります。
こちらのモデルは写真のように手洗いをすることができるため、衛生面も問題ありません。
また、大きな特徴として挙げられるのが「細かなサイズ調整ができる」という点です。


また、肩と脇腹にサイズ調整機能が搭載されているため、体型に合わせて細かな調整を行うことができます。

電熱パッドも背中とお腹側合わせて5つ配置されており、全身をポカポカと暖かく包んでくれます。
サンコー洗える!ヒーターベストを実際に使用してレビューした記事は以下をご覧ください↓↓↓


④DOROU:電熱ジャケット

amazonで多くのレビューと高評価を獲得しているのがDOROUのヒーターベストです、。
電熱パッドは上の写真の通り、お腹側の下部2箇所と背中3箇所に配置されています。

生地は薄く、アウターを重ね着しやすいスリムなモデルです。
端子はUSBで一般的なモバイルバッテリーを使用することができます。
⑤Oromany:電熱ジャケット

Oromanyの電熱ジャケットもamazonで高い人気を誇る製品です。
電熱パッドはお腹側の下部2箇所、背中3箇所に配置されています。

薄いダウンジャケット生地で、アウターやインナーどちらにも使用しやすい製品です。
端子はUSBで一般的なモバイルバッテリーを使用することができます。
人気ヒーターベスト5種を徹底比較!最強のモデルはどれだ!?

それでは、上記で紹介した5つのモデルを様々な点から比較を行いたいと思います。
比較は以下の5つの要素で行いました。
①暖かさ②価格③サイズ調整機能④デザイン性
⑤洗濯可能かどうか
暖かさ
まずは5着を実際に着用して暖かさの比較を行いました。
記事前半でも紹介しましたが、電熱パッドの発熱性能自体に大きな違いはなく、暖かさを決定する大きなポイントは数や位置となります。
実際に使用した感想としても電熱パッドが5つ付いているサンコー、DOROU、Oromanは全身を包むような暖かさでを感じられました。
ワークマンやカインズのモデルは背中側は暖かいですが、お腹側は他3種と比較するとやや劣るように感じました。
また、ワークマンとカインズを比較すると、アルミプリントが付いており、専用バッテリーで8Vと高い電圧で動作させることのできるワークマンの方が暖かく感じました。
ワークマンのヒーターベストは背中側に関してはトップの暖かさを誇ると思います。
暖かさの順位をつけると以下の通りとなります。
①DOROU
①Oromany
④ワークマン
⑤カインズ
今回は比較のため順位をつけましたが、順位が低くても決して暖かくないということではありません。
どのモデルも十分な暖かさを備えているので、安心して購入することができます。
価格
ワークマン | 3900円 |
カインズ | 3980円 |
サンコー | 5980円 |
DOROU | 2784円 |
Oromany | 3999円 |
価格を比較すると上記のと通りとなります。(※バッテリーの価格は含まれていません)
最も価格が高かったのがサンコーで、安かったのはDOROUの電熱ベストであることがわかりました。
価格を最も重要視する方はDOROUのヒーターベストがおすすめです。
ワークマン、カインズ、Oromanyのヒーターベストは3900円台と、ほぼ同じ価格帯です。
同価格帯であるのならば、ダウン生地のクオリティやデザイン性を考えるとワークマンやカインズのモデルがクオリティが高いように感じました。
サンコーのモデルは価格は高いものの、細かなサイズ調整ができるといった機能性の高さがあるため、一概にコスパが悪いとは言えません。
②ワークマン
③カインズ
④Oromany
⑤サンコー
サイズ調整機能機能
サイズ調整機能の付いているモデルはサンコーとDOROUの電熱ベストです。
他の3種は調整機能が付いていないため、事前にしっかりとサイズを調べてから購入する必要があります。

サンコーのモデルには脇腹だけでなく、肩まわりにもサイズ調整機能が付いており、これは他のメーカーではほとんど見られない機能です。
実際に、サイズ調整を行って着た様子は以下の通りで、左が調整を最小にした場合、右が最大にした場合の写真となります。




体型に合わせて細かくサイズ調整を行うことができるので、買った後にサイズが合わなくて後悔するといったリスクを減らすことができます。
また、DOROUの電熱ベストは脇腹部分にのみ調整機能が付いており、お腹周りのサイズを調整することができます。
②DOROU(脇腹)
ワークマン(なし)
カインズ(なし)
Ormany(なし)
デザイン性

デザイン性はアウターとして使用する上で重要な要素となります。
筆者の主観も入りますが、色合いや生地の質感などを考慮に入れるとアウターとして使用しやすいのはワークマン、カインズの電熱ベストだと思います。
Oromanyに関してはダウン生地で見た目は悪くないものの、生地が薄いという点でワークマンやカインズに劣ります。
また、サンコーやDOROUの製品に関しては基本的にはインナーとしての使用がおすすめだと思います。
特にサンコーの電熱ベストは肩まわりにボタンが付いているので、アウターとしての使用はあまり適していないように思います。
②カインズ
③Oromany
④DOROU
⑤サンコー
洗濯が可能かどうか

洗濯が可能かどうかについては、今回紹介した製品は全て「手洗いのみ洗濯可能」でした。
どの製品も衛生的に使用することができます。
比較結果まとめ
比較の結果を表にすると以下の通りとなりました。
メーカー | ワークマン | カインズ | サンコー | DOROU | Oromany |
---|---|---|---|---|---|
暖かさ | 4位 | 5位 | 1位 | 1位 | 1位 |
価格 | 3900円 | 3980円 | 5980円 | 2784円 | 3999円 |
サイズ調整機能 | 無し | 無し | 肩、脇腹 | 脇腹 | 無し |
デザイン性 | 1位 | 2位 | 5位 | 4位 | 3位 |
洗濯 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
これらの結果から、それぞれのモデルの特徴や、どのような使用方法が適しているのかをまとめました。
①ワークマン②カインズ③Oromany
【インナーにおすすめのモデル】
①サンコー②DOROU
【ワークマン】
お腹周りの発熱性は低いが、背中の発熱はトップ。デザイン性とコスパに優れている。アウターでの使用にも適している。
【カインズ】
暖かさ、デザイン性、コスパどれもバランスの取れているモデル。アウターでの使用にも適している。
【サンコー】
サイズ調整機能が最も優れている。デザイン性は高くないので、インナーとしての使用におすすめ。
【DOROU】
コスパが優れている。サイズ調整機能も付いているのでインナーとしての使用におすすめ。
【Oromany】
インナーとしてもアウターとしても使用できるデザイン性や見た目。バランスの取れたモデルだが目立った特徴は無い。
重要なポイントを理解して、ぴったりの電熱ベストを選びましょう!

以上、今回は人気の電熱ベスト5種類の比較と、選び方を解説いたしました。
選び方のポイントとしては、「電熱パッドの位置」や「アウターとインナーどちらで使用するか」を優先的に考え、それからデザイン性や価格、サイズ調整機能などの細かな要素を考えていくことをおすすめいたします。
現在は数多くの電熱ベストが販売されていますので、今回の記事を参考にしてご自身にぴったりの電熱ベスト選びにお役立てください。