Jackery Ace(ジャクリエース)1500は買いなのか!?スペックを比較&解説いたします!

今回は、Jackery(ジャクリ)から2021年3月に発売されたばかりの、超大容量ポータブル電源「Ace1500」について、徹底解説いたします。

この「JackeryAce(ジャクリエース)1500」は「できること、ふやそう」をテーマに作られました。

「大は小を兼ねる」とも言いますが、容量だけではなく、使い勝手も大切だと思います。

JackeryAce(ジャクリエース)1500ポータブル電源の特徴や優れている点は?

JackeryAce(ジャクリエース)1500ポータブル電源は他社製品と比べてどうなの?

JackeryAce(ジャクリエース)1500は買いなの?

そんな疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください!

ポータブル電源の基礎知識をまとめた記事は以下の通りで、ポータブル電源初心者の方は事前に読んでおくと、本記事の理解が深ります↓↓↓

【初心者必見!!】ポータブル電源を購入する前に知っておきたい知識まとめ!電気容量の見方やパススルー、放電深度、定格出力とは?

JackeryAce(ジャクリエース)1500の優れているポイント!

JackeryAce(ジャクリエース)1500の優れているポイントをご紹介します。

1800Wの高出力でほとんどの家電製品が使用可能!

1800Wの高出力なので、今まで使用できなかった、家庭用の家電製品が使えるようになりました。

今まで、車中泊でポータブル電源を使用していた人も多いと思いますが、使用する電化製品のW数により、使えない電化製品も多くありまよね。

特に、調理用家電や女性には欠かせないドライヤーも、使いたくても使えない状態だったと思います。

キャンプ場によっては、お風呂を併設しているキャンプ場もありますので、「その時にドライヤーを使用する」というパターンが多かったと思います。

ですが1,800Wもの高出力は、朝の寝癖なおしでドライヤーも使用できるようになったのです。

これって、とっても凄いですよね。

電気容量1488Wh/413,400mahの超大容量

電気容量もかなりの容量を誇る「1488Wh/413,400mah」もあります。

例えば、下記のように何度も充電をすることが可能になります。

・スマートフォン(18W)…約136回

・電気毛布(55W)…約17時間

スマートフォンは、いざというときの連絡ツールとしても必要ですし、冬キャンプの場合は電気毛布も欠かせません。

これだけの容量があるので、3〜6泊の車中泊やキャンプでも安心ですよ。

本体充電速度UP

電気容量1488Wh/413,400mahにもかかわらず。最短3.5時間で本体をフル充電することができます。

平均すると1時間あたり425Wでの充電が可能となります。

一般的なポータブル電源の充電速度は100W前後なので、約3.5倍の充電速度を実現しています。

その秘密は「Twin Turbo(ツインターボ)」です。

今までの、ポータブル電源は、ポータブル電源本体の充電コネクタが一つだったのですが、このJackeryAce1500は、コネクタが二つ付いているのです。

ACコンセントを二つ使い充電すれば、一つ使用した場合の充電時間が約5.5時間に対して、二つの場合は約3.5時間と充電時間を短縮することができるのです。

そしてACコンセントだけでなく、ソーラーパネルとも並行して充電ができますので、自宅での充電と自然の力を借りることできます。

ソーラーパネルでの充電は最大4枚までが可能です。

この充電時間の速さは、朝に「いきなりだけと、今日のお昼からキャンプに行こう」と言われても、朝から充電を始めていれば、お昼までに満充電にすることができるのです。

例え、満充電になっていなくても、車のシガーソケットからも充電ができるので、キャンプ場に行くまでの間に充電することができますよ。

※他のJackery製品のACアダプターや、ソーラーパネルの端子の外径が違うため、使用ができません。(JackeryAce1500の端子外径は8mm)

JackeryAce(ジャクリエース)1500のスペック詳細

JackeryAce(ジャクリエース)1500のスペックをご紹介します。

価格176,000円(税込)
電気容量1,488Wh/413,400mAh
出力1,800W
最大出力3,600W
サイズW35.5×D25.3×C26.5cm
重量約15kg
出力ポート数・AC(家庭用コンセント)×3・USB-C×1・USB-A×2・シガーソケット×1
充電時間・ACコンセント1つの場合、約5.5時間・ACコンセント2つの場合、約3.5時間・シガーソケット約13時間・ソーラーパネル100Wで約22時間
充電サイクル800回以上

上記が詳しいスペックになります。

JackeryAce(ジャクリエース)1500はどんな場面で役に立つの?

JackeryAce(ジャクリエース)1500は、どんな場面で活躍してくれるのでしょうか?

使う場面を、考えてみましたので、参考にしてみてくださいね。

キャンプ

最近は、キャンプ場でも「AC電源サイト」があるキャンプ場もありますが、併設されてなくてもJackeryAce1500があれば安心です。

例えば、夏キャンプは、アウトドアの代名詞にもなっていて、大人気ですよね。

ですが、太陽の直射日光やテント内の暑さ対策が問題である場合があります。

最近は、熱中症も心配ですよね。

そして、冬キャンプの時にも、寒さ対策は必然で、なるべく電気容量の少ない「電気毛布」も人気です。

キャンプ場といえども、テントの中で焚き火はできませんから、寝ている間の寒さ対策が問題で、なかなか冬キャンプに踏み込めない人も多くいたのではないでしょうか。

車中泊

車中泊も、キャンプと同じように人気がありますね。

キャンプ場での車中泊も人気で、車にサイドタープを張って、「焚き火や調理を外でするけど、夜休む時は、車内で。」というパターンが特に人気があります。

旅行や観光の途中で、車を止めて車中泊ということも多いです。

車中泊は、車内で休むため、「冬場は冷気が入り込んだり、夏場は熱気が入って寝苦しい」という、マイナスポイントがありました。

そのため、ポータブル電源を車内に持ち込み、簡易的に寒さや暑さ対策をして、過ごしている場合が多いでしょう。

ポータブル電源の容量によっては、使えるアイテムも制限されるので、JackeryAce1500ほどの大容量ポータブル電源があれば、車中泊の時の「寒さ暑さ対策」にも幅が広がり、気軽に車中泊を楽しむことができますよ。

防災対策

日本は、災害の多い国です。

過去10年の発生した災害を見ても、恐ろしい被害をともなう災害が各地で発生しています。

最悪、地震や津波・土砂災害で自宅が流される場合もありますが、「停電になってしまった」という、状況にポータブル電源は、心強い味方になってくれますよ。

特に、いざという時に避難所に避難できない場合がありますよね。

例をあげると、下記のような状況があります。

【避難所に避難できない状況】
・避難所への道が分断された
・避難所に自力で行くことができない
・ペットがいるから連れて行けない

特に「ペットを飼っている家庭」は、「避難所に一緒に連れて行けないから」という理由で、避難をためらう傾向があります。

避難所によっては、ペットの受け入れができない場所もありますので、仕方ない面もありますよね。

受け入れ可能でも「避難所の軒下」という場合が多いので、「避難をしない」という選択をして、ペットと一緒に車の中で生活する人たちもいます。

最近は、避難所としても利用できるキャンピングカーや、大きめの車に乗り換える人も増えてきました。

そのため、メインやサブとしてもポータブル電源を求める人も多いです。

ポータブル電源は、容量が大きくなればなるほど重さやサイズも、大きくなる傾向があります。

せめて最低限、自分が使うであろう電化製品をピックアップして、ポータブル電源の容量を決めたらいいと思いますよ。

JackeryAce(ジャクリエース)1500はどのような家電製品を使用できるの?

記事前半で軽く解説いたしましたが、JackeryAce(ジャクリエース)1500は定格出力が1800Wなのでドライヤーや電子レンジなどの消費電力の大きな家電製品も使用することができます

家庭で使用する電化製品の使用W数目安は下記の表の通りです。

電化製品消費電力(W)
電子レンジ1300W
ドライヤー600〜1200W
冷蔵庫150〜500W
電気毛布50〜90W
炊飯器350〜1200W
電子ケトル700〜1000W

この消費電力目安の一覧表より、JackeryAce(ジャクリエース)1500のように出力が1800Wあれば、ほとんどの家電製品を問題なく動かすことができるということがわかります。

また、出力の合計が1800W以下であれば複数のデバイスを同時に使用することができます。

他社メーカーの大容量ポータブル電源とスペックを比較!

ここからは、他社のメーカーの大容量ポータブル電源とスペックを比較してみましょう。

比べるポータブル電源は「Eco FlowのEFDELTA」と「Smart Tapのpower ArQ Pro」です。

どちらも「大容量」と呼ばれているポータブル電源になります。

それぞれのスペックをまとめた表は以下の通りとなります。

JackeryAce1500Eco Flow「EFDELTA」Smart Tap「power ArQ Pro」
価格176,000円(税込)159,500円(税込)132,000円(税込)
電気容量1,488Wh/413,400mAh1260Wh/350,000mAh1,002.4WH/46.4Ah
出力1,800W1600W1,000W
最大出力3,600W3100W2000W
サイズW35.5×D25.3×C26.5cm27×40×21cm33.3×27.31×23.5cm
重量約15kg13.6kg10.4kg
出力ポート数・AC(家庭用コンセント)×3・USB-C×1・USB-A×2・シガーソケット×1・AC(家庭用コンセント)×6・USBポート×2・QC(急速充電USB)ポート×2・USB Type-C×2・車用ポート×1・AC(家庭用コンセント)×3・USB Type-A×2・USB Type-C×2・シガーソケット×1
充電時間・ACコンセント1つの場合、約5.5時間・ACコンセント2つの場合、約3.5時間・シガーソケット約13時間・ソーラーパネル100Wで約22時間・ACコンセントで2時間(1時間で80%の充電が可能)・ソーラーパネルでの充電で4〜8時間・走行充電10〜12時間・AC(家庭用コンセント)約7.5時間・シガーソケット約7.5〜15時間・ソーラーパネル約15時間
充電サイクル800回以上800不明

それそれのポータブル電源のスペックを表にしてみました。

JackeryAce1500以外のポータブル電源の特徴を、簡単に紹介しますね。

【Eco Flow「EFDELTA」の特徴】
・充電時間が圧倒的に短い
・ポート数の豊富さ

そしてなんといっても、最大3台までのフル充電状態のEFDELTAをAC入力/出力でつなげば、一つの大容量バッテリーと同じように使用することができます。

【Smart Tap「power ArQ Pro」の特徴】
・スタイリッシュで機能性の高いフォルム
・比較的軽量で持ち運びやすい

Smart Tapのpower ArQ Proは、何と言っても「スタイリッシュなフォルム」が特徴です。

そして、比較的他のポータブル電源よりも、軽いので「持ち運びしやすさ」があります。

この三つのポータブル電源を比較してみた結果を、これから考えてみましょう。

結局、JackeryAce(ジャクリエース)1500は買いなのか!?

上記で、他社ポータブル電源を比較してみました。

それぞれの、電気容量に多少の違いはありますが、この3機種は「1000W」を超える大容量ポータブル電源であることに違いはありません。

それを踏まえて、JackeryAce1500は「買い」なのか、考えてみましょう。

まずは、注目する点をあげてみましょう。

JackeryAce1500と比較して注目する点

いざ購入する時に、注目する点はどこでしょうか?

値段や容量も大切ですが、使い勝手も注目するべき点でしょう。

そこで、注目しておきたい点をピックアップして、比較してみました。

※左に行くほど「多い・高い・早い」となっています。

注目しておきたい点

【電気容量】
・JackeryAce1500>Eco FlowのEFDELTA>Smart Tapのpower ArQ Pro

【値段】
・JackeryAce1500>Eco FlowのEFDELTA>Smart Tapのpower ArQ Pro

【充電の速さ】
・Eco FlowのEFDELTA>JackeryAce1500>Smart Tapのpower ArQ Pro

【出力ポート総数】
・Eco FlowのEFDELTA(13個)>Smart Tapのpower ArQ Pro(8個)>JackeryAce1500(7個)

注目点を比較した結果、買いなの?

上記の注目点を比較した結果、考える点は見つかったと思います。

人によって、使用する電化製品や家族の人数も違いますので、一概には言えません。

ですが、比較表を見て考えた結果は、「条件つきで買い」だと思いました。

その条件は「使用する人数が少ない・使う電化製品が少ない」場合は、買いだと思います。

例をあげると、「単身者や子供のいない夫婦・カップル」であれば、「買い」でしょう。

逆に、子供が多い家庭の場合は「ポート数・容量」を重視する傾向があります。

その場合、容量は問題ありませんが、ポート数の少なさからみて「JackeryAce1500」は向いてないと思ってしまうのです。

子供と一緒にキャンプに行っても、子供は、テントの中で寝転んで「ゲーム」をすることもありますよね。

そんな場合もあるため、やっぱりポート数も大切です。

ともなれば、子供がいる家庭や、大人数で使う場合は、ポート数が多く・充電速度も早い「EFDELTA」の方が「買い」だと筆者は考えました。

電気容量の大きさも大切ですが、「どのように使用するか・使う予定の人数」を考えてから購入することが、一番大切だと思います。

JackeryAce(ジャクリエース)15001500はこんな人におすすめ、おすすめできない

上記で、JackeryAce(ジャクリエース)1500と他社ポータブル電源の比較を、「買い」なのかを考えてきました。

それを踏まえて、JackeryAce(ジャクリエース)1500は「こんな人におすすめ・オススメできない」を考察しました。

こんなひとにおすすめ

JackeryAce(ジャクリエース)1500は、こんな人にオススメです。

こんなひとにおすすめ
・電気容量の大きなポータブル電源を使用したい
・W数を気にせず、好きな電化製品を選びたい
・キャンプでも、家で使っているものを使用したい
・使用する人数が少ない(単身者またはカップル・夫婦)
・災害時の備えとして使用したい
・長期間の車中泊やキャンプで使用したい章

こんなひとにおすすめできない

JackeryAce(ジャクリエース)1500は、こんな人にはオススメできません。

こんな人におすすめできない
・ここまでの容量が必要ない
・消費電力の大きい家電製品を使用しない
・すでに大容量ポータブル電源を持っている
・大家族・大人数で使う

まとめ

Jackery(ジャクリ)Ace1500の特徴や スペック、どんな人が買いなのかをご紹介しました。

Jackeryは、とても人気でJackeryの名前を知らなくても、一目見れば「これね!」とすぐにわかる有名なポータブル電源です。

そのJackeryから、電気容量がパワーアップした「Ace1500」が発売され、注目を集めています。

最近は、アウトドア(キャンプ)や車中泊だけではなく「防災」の面からも、ポータブル電源の需要はとても高いです。

「大容量」と言われるポータブル電源は、さまざまなメーカーから発売されていますが、自分の使う用途や、使う予定の電化製品などを考えて、購入を検討してみてくださいね。

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