車中泊の目隠しテクニック6選!簡単・安価で安心の車中泊を!

車を運転していると「ちょっと休憩」と、一休みする人も多いでしょう。

そんな時に、外を歩いている人と目が合うことで、「ゆっくり休みたいけど、落ち着かない」ということになり、早々と休憩を切り上げてしまうこともあるでしょう。

最近、とても人気の車中泊は、その場所で一晩休むわけですから、なおさら目隠しは必要ですよね。

目隠しには覗き込みを防止や、直射日光や冷気が車内に入ることを防ぐ、災害時にプライバシーを確保すると言った役割があります。

「長時間のドライブだけで、車中泊はしない」という人も、いざという時のために、簡易的な目隠しでいいので、ぜひ知っておいてくださいね。

今回は、車中泊や短時間の休憩でも使える、簡単で安価な目隠しテクニック6選を紹介いたします。

車中泊で目隠しをする必要性とは?

車中泊で、なぜ目隠しをする必要があるのかをご紹介します。

目隠しをする必要性は、これから下記でご紹介する理由があるからです。

覗き込み防止

車の目隠しをする必要性の1点目は「覗き込み防止」です。

車を止めて一休みをしているときに、車のそばを歩いている人と、目が合ったことはありませんか?

目が合ったときに「なんとなく気まずい…」と、感じることがあった経験がある人は多いハズです。

通行人を目が合うことは、偶然ですから仕方がありませんが、故意に車内を覗き込まれることもあります。

車の中でゆっくりくつろぎたいのに、通行人の視線を感じると落ち着きませんよね。

そんな場合は、目隠しを用意しておけば、通行人の目を気にすることが無くなります。

覗き込みの防止は余計なトラブルの回避にも繋がるので、安心して車中泊をするには必須となります。

睡眠の質の向上

車を目隠しする必要性の2点目は「睡眠の質の向上」です。

車の窓に目隠しをして休むと、外の光をシャットアウトできるので、落ち着いて休むことができます。

筆者は、たまに「アイマスク」をして休んでいる人を見かけますが、直射日光が顔に当たっていたので、人ごとながら日焼けの心配をしたことがあります(^^;

直射日光が顔に当たっていたり、日が落ちて街灯の下で休んでいるときにも、街灯がチカチカ点滅していることもありますよね。

イライラして、なかなか寝付けなくて、浅い眠りのまま朝を迎えた…。なんてこともよくあります。

特に長期間の車中泊は睡眠をしっかりとって、疲れを癒す必要があります。

しっかり身体を休めていないと、翌日の運転に支障をきたす恐れがあります。

休む時はしっかり休めるように、外からの光をさえぎって、落ち着ける空間を作ることが大切です。

断熱効果

忘れてはならないのが、断熱効果です。

夏場の締め切った車内で「熱中症」になると言うニュースをよく耳にします。

夏場の車内は、あっという間に車内の温度が上がります。

日よけ対策でメジャーなのが「サンシェード」ですね。

サンシェードは日除けや車内の温度上昇を防ぐ効果や、目隠しの効果もあります。

夏場のサンシェードをつけている場合と、サンシェードをつけていない場合の車内温度の差は、かなりの違いがあります。

逆に、冬場でも外からの冷気をシャットアウトしてくれる効果があります。

窓から入ってくる冷気は、就寝時に顔や身体を冷やすので快適な睡眠をとることができない原因となります。

このように。窓を目隠しすることで、夏場は日差しや紫外線、冬場は冷気の侵入を防ぐ効果があります。

車中泊で車内を目隠しするテクニック6選!

車中泊で車内を目隠しした方がいい理由を、上記でご紹介しました。

ここからは、車中泊で車内を目隠しするテクニック(方法)をご紹介していきます。

目隠しの方法は、市販の製品を使うものから、ハンドメイド(DIY)で作成する方法もあります。

どちらにも、それぞれの良さがありますので、併せて紹介していきます。

①サンシェード「ゴールドストア・サンシェード【SS28】エブリイ・エブリィワゴンDA17系8枚組」

 サンシェードは、主にフロントガラスに使われているものが多いですが、サイドやリアの窓にも着けることができます。

このゴールドストアから販売されているサンシェードは、エブリイやエブリィワゴン用ですが、8枚分のサンシェードが入っていて、すべての窓に対応しています。

吸盤で窓に貼り付けるタイプになります。

この商品のように、車種によって「全窓分のサンシェード」がセットで販売されています。

車の買い替えの検討が無い人は、車種に合わせて購入してもいいかもしれません。

車種EVERY エブリイ・エブリィワゴン
型式DA17系 DA17W
内容8枚組
価格6,908円

②スモーク(カーフィルム)を貼る

スモークを窓に貼ることも、目隠しとしてとても有効です。

紫外線対策にもなりますし、一度貼ると長い期間使えるので、最初はお金がかかりますがコスパは良いと思います。

ですが、ここで注意しておきたいポイントがあります。

それは、スモークを貼る場所に、貼ってもいい場所とダメな場所があるということです。

スモークを貼っていい場所は下記の窓になります。

MEMO
・後部座席の窓
・リアガラス

つまり、後方の窓にはスモークを貼ることはできるということになります。

では、フロントガラスや運転席・助手席(前面シートの窓部分)はダメなのか、と言われれば、条件次第でOKです。

それは「可視光線透過率が70%を超えるものなら可能」という条件があります。

この条件がちょっと厄介なのですが、「70%の透過率がある商品」なら大丈夫という訳ではなく、「窓に貼りつけた状態で70%を超えているもの」という制限があります。

ちょっと厄介ですよね(^^;

実際に窓ガラスに貼り付けてから、70%を超えていないとダメだなんて。

そのため、可視光線透過率も貼ってからの確認になりますので、できれば自動車用品を扱うお店で相談しながら購入した方が無難です。

ついでに、スモークフィルムもお店のスタッフに貼ってもらいましょう。

自分でも貼り付けることも可能ですが「気泡や線(しわ)」が入ってしまうこともあります。

一度貼り付けると、数年は持ちますが、しわや気泡が入ったままの状態が数年続くことになることも(>_<)

それらのリスクもありますので、仕上がりを気にする人は、お金を払ってお店の人に貼ってもらいましょう。

③タオルなどをかける

ここからは、とてもお手軽にできるテクニック(方法)になります。

サンシェードやスモークフィルムを、すぐに用意できればいいのですが、それができない場合の応急処置的なテクニック(方法)になります。

材料は、窓が隠れるほどの大きさのタオルを、窓の数ぶん用意するだけです。

使い方は、少し窓を開けて、タオルをかまして窓を閉めるだけ。

とても簡易的な方法ですが、夏場の強い日差しを遮ってくれますよ。

急な車中泊になってしまった場合でも、タオルがあれば、外からの視線を遮ってくれます。

ただし、冬場は冷気が入ってしまいますので、あまりオススメはできません(^^;

タオルをかけるだけなので、汚れてもすぐに洗うことができます。

簡易的なテクニック(方法)ですが、目隠しの用意が全く無い場合には、とても役に立つテクニック(方法)です。

④突っ張り棒に布をかける「サンライズカーテン レースカフェカーテン」

百円ショップでも、いろいろなサイズの突っ張り棒が販売されていますよね。

この突っ張り棒を利用して、布をかけることもオススメです。

この方法も、簡易的な目隠しになりますので、夜間の使用にはオススメできませんが、日中の日差し除けや目隠しにはオススメのテクニック(方法)です。

下記で紹介する、「プラダン・断熱(保温)シート」と併用すれば、車内の雰囲気も変わりますし、夜にくつろぐときにも、落ち着いて過ごすことができますよ。

特に冬場は、突っ張り棒にかける布をフリース素材の布に変えれば、断熱効果も抜群になります。

ですので、冬場の使用には、併用することがオススメです。

使い方は、車の窓の上についている取っ手「アシストグリップ」に、小さめの「S字フック」をつけて、突っ張り棒と連結させます。

その突っ張り棒に布をかけるだけなので、とてもお手軽です。

突っ張り棒と布を止める時は、洗濯ばさみなどのクリップで留めておけば落ちることもありません。

突っ張り棒にかける布は、お気に入りの柄の布をかけるといいですね(^^)

私のおススメの突っ張り棒に引っ掛ける布は「カフェカーテン」です。

ひと昔前のカフェカーテンは、上部に紐が付いていて、突っ張り棒にくくり付けて使用していました。(今もあるかな?)

今は、カフェカーテンの本体に、通し穴が開いている商品が多いようですね。

最近は、遮光性や防水性など、いろいろな性能がついていて、ちょっぴり時の流れを感じます(^^;

今回は、「車の中で使用する」ことが前提になりますので、UVカットが出来てミラーレースな製品を探してみました。

車によってサイズも変わりますので、サイズを確認して検討してみて下さいね(^^)

サンライズカーテンの「レースのカフェカーテン」です。

UVカット・ミラーレース仕様なので、外の風景を見ることができますし、外からの視線をシャットアウトしてくれます。

夏の強い日差しを遮るのに、ピッタリですね。

切りっぱなし仕上げになっているので、窓のサイズに合わせてカットすることも、おそらく可能でしょう。

ただ、ほつれが気になるかもしれません。

そのあたりは、はさみでほつれをカットしてください(^^;

洗濯機での洗濯も可能ですが、切りっぱなし仕上げなので、ネットに入れての洗濯をオススメします。

サイズ幅200㎝×丈45㎝
通し穴のサイズ幅約4センチ×高さ約1㎝
通し穴の数26~28個
素材ポリエステル
白(オフホワイト)
洗濯可(洗濯機で洗えます)
価格499円

⑤プラダン(プラスチックダンボール)DIY!「プラダンのヤマコー プラダンシート 黒」

簡単にDIYができる素材としてプラダン(プラスチックダンボール)を、目隠しに加工することもおすすめです。

プラダンの特徴は下記の通りです

MEMO
・耐水性
・耐油性
・断熱性
・遮音性
・耐久性

車中泊の時に、気になってしまうのが「外からの騒音と、冷気や熱気の入り込み」です。

プラダンは、外からの「音や冷気や熱」を妨げてくれる効果がありますので、作る手間はありますが、とてもオススメです。

市販のサンシェードを購入するよりもとても安価ですし、何よりも達成感が半端ないです(^^)

プラダン目隠しは、窓のフチにはめ込んで使用します。

作るときは、窓のサイズよりも少し大きめに切り出して、窓にはめ込みながらサイズ調整していきましょう。

切ったフチが気になる場合は、ビニールテープで養生していけば大丈夫ですよ。

プラダン目隠しを作り、窓に設置したら、車内は殺風景と感じるかもしれません。

その場合は、フェルト生地などを使って、雲や星をかたどって張り付けたら、とても可愛く仕上がりますよ。

女性や、子供たちを連れて車中泊をする時にオススメです(^^)

色はメーカーによって、さまざまな色が販売されていますが、黒色がオススメです。

注意)ホームセンターでも販売していますが、販売サイズが大きい(180㎝×90㎝)ので車に積み込めない可能性があります。

積み込めない場合は、ネット販売でも扱っていますので、窓のサイズを計ってから注文するようにしてくださいね。

おすすめの商品として「プラダンのヤマコー・プラダンシート・黒」を紹介しますが、購入する前に、必ず窓のサイズを計ってから購入してください。

サイズ幅45㎝×長さ60㎝×厚さ3mm
枚数10枚入り
価格3,900円

⑥断熱(保温)シートでDIY!「ユーザー(User)の超厚手 クッションマット 3畳用 8mm」

断熱(保温)シートを利用して、目隠しを作っていきましょう。

断熱(保温)シートは、「熱を遮断」するので、窓の隙間から入ってくる冷気や車内の熱を逃がさない効果があります。

上記で紹介した、サンシェードと効果は同じですね(^^)

なお、断熱(保温)シートは8mm以上の厚めのシートを利用することをオススメします。

断熱(保温)シートが薄い場合は、自立せずにはがれてしまいますから(^^;

「断熱(保温)シートが薄くても、手元にあるから使い切りたい」と思う場合は、上記で紹介した「プラダン」と貼り合わせて使用すれば、しっかりした目隠しになりますよ。

※ただし、手間は2倍かかりますので、根気も必要です(^^;

作り方は、プラダンをDIYする時と同じ方法で作成します。

断熱(保温)シート(プラダン)を、窓用サンシェードにする方法
①大きな紙(新聞紙がオススメ)で、窓をかたどります(紙がずれないように注意)
②窓のサイズに紙を切り出したら、断熱(保温)シート(プラダン)の上に敷き、型通りに印をつけます
③印よりも少しだけ外側をカット(はさみやカッター)
④窓にハメながら、サイズの調整をしていきます
⑤フチをビニールテープで養生したら完成

DIYする場合は、はさみやカッターを使用しますので、怪我に注意してくださいね。

ちなみにこちらの商品は、8mmと超厚手の断熱シートです。

防音にも優れているので、外からの騒音もシャットアウトしてくれますよ。

サイズ幅180cm×奥行232cm×高さ0.8cm(2枚組)
価格2,980円

車内を目隠しするテクニックを駆使して、快適な車中泊を楽しもう!

車内を目隠しするテクニックは、たくさんありますね。

・スタイリッシュに統一したい

・リーズナブルに自分好みに仕上げたい

と、車内を「どのようにデザインしていくか」を考えることは、楽しいですよね。

特に、窓の目隠しはテクニック(方法)によって、車内の印象をガラリと変えることができます。

車内のスペースは限られたものですが、目隠しのテクニックによっては、車内スペースの狭さを感じさせなくすることもできます。

「車中泊、もしくは長時間ドライブの途中に休むだけ」と、目隠しをする用途は違うかもしれません。

ですが「快適にゆっくり休める空間を作る」という目的は同じです。

そして、日本は災害が多い国でもあります。

限られたスペースでも、ゆっくり休める空間は大切です。

いざというときのスペース確保のためにも、目隠しテクニックを駆使して、快適な空間を作りましょう。

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