電熱ベストは、冬のアウトドアだけでなく屋外で仕事をしている人にも人気があり、今や冬の防寒必須アイテムになりつつあります。
スノーレジャーやバイクのツーリング、屋外での仕事、室内作業など、多くの用途で使用されています。
さまざまな用途に使用できますが、なるべく使う場面に合わせた電熱ベストを選びたいですよね。
ですが、たくさん商品が発売されているので、どの電熱ベストを選んだらいいのか迷う人もいると思います。
そこで今回は、筆者がオススメする最強の電熱ベストと、電熱ベストの選び方をご紹介します。
電熱ベストとは?使用するシーンや魅力を解説

電熱ベストとはヒーターベストとも呼ばれ、内部に電熱線を内蔵しており、スイッチを入れるだけで暖かくなるベストです。
基本的にモバイルバッテリーに接続して使うので、バッテリーの容量次第では長時間の使用も可能。
腹部や背面などにヒーターを搭載しているので、長時間屋外にいるときでもダイレクトに体を温められます。
電熱ベストはツーリングやスノーレジャー、釣り、キャンプ、屋外で仕事をする方に人気の防寒グッズです。
最近では屋外だけでなく、暖房の効きが悪いオフィスやキッチン、冷え性の方、暖房代を節電したいときなど室内での活躍シーンも増えています。
試しに購入しやすい低価格のモデルや長時間使えるバッテリーが付属したモデル、一目見ただけでは電熱ベストとわからないオシャレなモデルなど、いろんな電熱ベストが発売されています。
電熱ベストの選び方

次に電熱ベストの選び方をご紹介していきます。
使う用途によって、求める機能も変わってきます。
自分が使うシーンを考慮に入れて、用途にあった電熱ベストを選びましょう。
電熱パッドの位置で選ぶ

電熱ベストを選ぶうえで、一番注目をしておきたい部分です。
商品によっては「温かい部分(電熱パッド)」の位置が違います。
・お腹の近く2ヶ所+背中に数か所
商品によっては、電熱パッドの数や位置が変わってきます。
電熱パッドの位置によって、モバイルバッテリーの消費量や温かさも変わってきます。
このようにモデルによって様々な位置に電熱パッドがあり、どれが良いのか迷う方も多いと思います。
そこでまず考えるべきなのが「お腹と背中側どちらかor両方に電極パッドが欲しいか」です。
寒さが厳しい場所での使用や、お腹を暖めたい方はお腹部分に電熱パッドがあるモデルをおすすめいたします。
その理由として、電熱ベストは電熱パッドの位置が集中的に暖かくなるため、パッドの位置が背中のみだと、お腹部分の効果を実感しにくいためです。
バッテリーの電気容量や何時間使用したいかとの兼ね合いもありますが、個人的には電気消費量が多くてもお腹側に電熱パッドがあるモデルをおすすめいたします。
このように、電熱ベストを使う時に、必要だと思う電熱パッドの位置をよく考えて選びましょう。
撥水性をチェック

商品によっては、撥水加工されている商品もあります。
屋外での作業が多い場合やアウターとして着用する場合は、撥水加工されている電熱ベストを選んだ方がいいでしょう。
撥水加工されていれば、汚れが落としやすいという利点もあります。
インナーとして上着の下に着る場合は、撥水加工は必要ありません。
どのような状況で電熱ベストを使うかを考えて、購入すると良いでしょう。
サイズ感で選ぶ

電熱パッドの効果を実感するためには、身体にぴったりフィットする電熱ベストがおすすめです。
電熱パッドの効果を最大限活かすには、肌にパッドが常に触れている状態が理想です。
電熱ベストの販売ページにサイズ表が出ていますので、サイズ表をよく見ながら自分にあったサイズ(ややぴったりめ)のものを選ぶことをおすすめします。
外気が入らないように、なるべく身体にフィットしたものをおすすめしますが、逆にフィットしすぎてキツイということもあります。
「ちょっとお腹が太ったかな?」という場合や、電熱ベストの下に重ね着をして着用する場合(アウターとして着用)は、多少ゆとりがあった方がいいでしょう。
どのような状況(インナーかアウター)で使うかによりますので、よく使うシーンを考えてからサイズを選びましょう。
使えるモバイルバッテリーで選ぶ

電熱ベストによっては、専用のモバイルバッテリーが付属している場合もあります。
その場合、モバイルバッテリーは自分で用意する必要はありません。
しかし、多くの電熱ベストはモバイルバッテリーが別売りとなっています。
バッテリーが別売りのは、自分でモバイルバッテリーを用意する必要があります。
モバイルバッテリーを選ぶ時も「自分がどのくらいの時間、電熱ベストを着用するか」を考えて、バッテリーの容量にも注目してください。
バッテリーの容量=使用できる時間と考えた方がいいでしょう。
電熱ベストのケーブルの多くは「USB対応」になっています。
USBで接続できるモバイルバッテリーならば、どのモバイルバッテリーでも使用可能です。
しかし一部の商品では、接続端子がUSBではないものもあります。
接続端子がUSBでないモデルは、専用バッテリーでしか使用できません
電熱ベストを購入する時は、必ずケーブルの端子も確認しておきましょう。
また、モバイルバッテリーは基本的に電熱ベストのポケットに収納するため、ポケットに入るサイズである必要があります。
筆者が持っている中国製の電熱ベストのポケットのサイズは8×8cmとなっています。
このサイズを目安にに、コンパクトで薄型のモバイルバッテリーを選びましょう。
電熱ベストのモバイルバッテリーに関して詳しく解説した記事は以下をご覧ください↓↓↓

洗濯可能かどうか

電熱ベストは、洗濯機で洗えるものや手洗いのみ可能のものもあります。
商品によっては、「洗濯不可、汚れた場合はふき取りのみ」という商品もあります。
寒い季節にとても活躍する電熱ベストですが、暖かい季節には出番はありません。
「この冬だけの使い切り」と、割り切るならば洗濯不可でも問題はないでしょう。
一方で、長く使いたい・清潔な状態で保存しておきたい場合は、洗濯ができる電熱ベストを選んだ方がいいですね。
電熱ベストは危険?事故なく安全に使う方法
電熱ベストはヒーター部分が体に近く、モバイルバッテリーを使用するため、過剰な発熱や発火の危険性が心配ですよね。
日本で発売されている電熱ベストは安全性が高く、発火や爆発の事故の危険性はほとんどありません。
しかし一部の格安な粗悪品では、実際に発火したケースもあります。
より安全に使用するために、日本のメーカーが取り扱っている電熱ベストやPSEマークがついたモバイルバッテリーを選びましょう。
また安全な商品でも使い方を間違うと、低温やけどになる危険性があります。
長時間使用する場合は定期的に電源を切ったり、こまめに温度調節をしたりしましょう。
・日本のメーカーから購入する
・使用バッテリーはPSEマークがついたものを選ぶ
・定期的に電源を切る
・こまめに温度調節を行う
・就寝時には使用しない
【2022年最新】最強の電熱ベストは?シーン別に厳選!

いろいろな電熱ベストが販売されていますが、筆者が思うそれぞれの最強の電熱ベストをご紹介します。
筆者は、他にも「ワークマンやカインズホームの電熱ベスト」を紹介してきました。
ワークマンやカインズホームの電熱ベストも、とても良い電熱ベストです。
ですが店舗が近くに無い場合や、店舗に行くことができても「品切れ」の場合もあります。
それだけ人気があるということの証明でもありますが、これから下記で紹介していく電熱ベストは「なるべく入手しやすい最強の電熱ベスト」を紹介したいと思います。
皆さんの、使用する用途やシーンに合わせて選んでくださいね。
amazon人気上位はこれ!「DeliToo電熱ベスト モバイルバッテリー付き」

amazon人気上位で高い評価を得ているモデルがDeliTooの電熱ベストです。
前後9か所にヒーターがセットされ、全方位から密着してしっかり発熱し、真冬でもポカポカで過ごせます。
ダウン生地で、アウターとしての使用にも適しています。
モバイルバッテリー付きで7000円台と価格が安いのも大きな魅力です。
サイズ | M・L・XL・2XL |
加熱エリア | 9ヶ所 |
動作電圧電流 | 5V/2A以上のモバイルバッテリーを使用 |
バッテリー収納場所 | USB電源用ポケットあり |
温度調整 | 可能(赤:高温(約45℃)・白:中温(約35℃)・青:低温(約25℃)) |
洗濯 | 手洗い |
人気最強はこれ!WORKMAN(ワークマン) ウインドコア

電熱ベストで最も人気なのが、WORKMAN(ワークマン)のWindCore(ウインドコア)です。
普段使いできるデザイン性と暖かさ、品質の良さから人気となり、現在では入手することが出来ないほど品薄の状態となっています。

電熱バッドは背面に搭載されており、熱を逃さないために反射製のあるアルミプリントが採用されています。
購入日から6ヶ月間の無償修理保証もついており、製品不良があった際も安心です。
人気のため、入手するのは非常に困難ですが、品質やアフターケアを考えると非常におすすめな電熱ベストです。
購入を考えている方はバッテリーが別売な点に注意してください。
WORKMAN(ワークマン)の電熱ベストWindCore(ウインドコア)を実際に使用した詳しいレビューは下記のリンクをご覧ください↓↓↓


メーカー・販売代理店 | WORKMAN |
温度調節 | 3段階 |
素材 | ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン |
サイズ | S~XL |
付属モバイルバッテリー | なし |
値段 | ¥3,900 |
電熱パッドの数で選ぶならこれ!「Andeor超軽量進化版 電熱ベスト」
電熱パッドが13ヶ所もあり、含有率90%のダウンで作られています。
ダウンなのでとても「軽い」ということもあり、着心地も良いです。
電熱パッドが13ヶ所もあると上記で触れていますが、部位ごとに温度調節も可能です。
「ちょっと熱いな」と感じたら、部位ごとに温度を下げることができるので、いろいろな場面で使うことができますね。
モバイルバッテリーは別売りです。
サイズ | 男女兼用(M・L・XL・2XL・3XL・4XL) |
加熱エリア | 13ヶ所 |
動作電圧電流 | 5V/2A以上のモバイルバッテリーを使用 |
バッテリー収納場所 | USB電源用ポケットあり |
温度調整 | 可能(赤:高(65℃)・青:中(55℃)・グレー:低い(45℃)) |
洗濯 | 手洗い・洗濯機使用可能(洗濯機の場合は、洗濯ネットを使用・洗濯前にUSBケーブルの保護キャップを閉めてください) |
コスパ最強はこれ!「AIRFRICの電熱ベスト洗濯ネット・バッテリー付き」
筆者が調査した限り、コスパが最強であった電熱ベストがこちらです。
電熱ベスト・洗濯ネット・モバイルバッテリーがセットになっています。
それぞれを別で購入することもできますが、モバイルバッテリーを持っていない場合には、セットになっている方が買いやすいと思います。
モバイルバッテリーを別に用意しなくても大丈夫という利点があります。
バッテリーが付いていてもリーズナブルなお値段ですので、コスパ最強です。
ファスナーで前を閉めるベストタイプの電熱ベストですが、首もとがすっきりしているタイプですので、首回りが詰まった感覚が苦手な人におすすめです。
5ヶ所に電熱パッドが付いており、温度も3段階に調節できます。
サイズ | 男女兼用のスリムタイプ(S・M・L・XL・2XL・3XL) |
加熱エリア | 5ヶ所 |
動作電圧電流 | 5V/2A以上のモバイルバッテリーを使用 |
バッテリー収納場所 | USB電源用ポケットあり |
温度調整 | 可能(赤:高温(約65℃)・白:中温(約55℃)・青:低温(約45℃)) |
洗濯 | 手洗い・洗濯機使用可能(洗濯機の場合は、洗濯ネットを使用) |
スリムタイプでインナーとして使用するなら「Wantbuy 電熱ベスト」
超軽量の電熱ベストで、7ヶ所の加熱エリアがあります。
電熱パッドの数も「少なすぎず、多すぎず」という丁度いい電熱ベストです。
温度も三段階で調節可能なので「熱すぎる・温まらない」ということはありません。
男女兼用のスリムタイプですので、下に重ね着をする場合は、一つ大きめのサイズを購入した方がいいかもしれません。
モバイルバッテリーは別売りです。
サイズ | 男女兼用のスリムタイプ(M・L・XL・XXL) |
加熱エリア | 7ヶ所 |
動作電圧電流 | 5V/2A以上のモバイルバッテリーを使用 |
バッテリー収納場所 | 左側のポケットにUSBケーブルがあります |
温度調整 | 可能(赤色:70℃・白色:60℃・青色:50℃) |
洗濯 | 手洗い・洗濯機使用可能(洗濯機を使用する場合は洗濯ネットを使用してください。ドライクリーニング不可・洗濯前にモバイルバッテリーを外して、USBケーブルをポケットに入れてください) |
最強に便利!「サンコー 洗える!ヒーターベスト」

サンコーのヒーターベストは商品名の通り洗って清潔に保つことができます。
またヒーターは体の前後5箇所に搭載されており、全身を包むような暖かさを感じることができます。
肩部分や胴回りでサイズ調整も可能で体型に合わせてぴったりと使用できる機能もついています。
サンコー洗える!ヒーターベストを実際に使用してレビューした記事は以下をご覧ください↓↓↓

サイズ | フリーサイズ |
素材 | ポリエステル |
充電方式 | USB駆動モバイルバッテリー |
カラー | ブラック |
着回し可能「BURTLE 電熱ベスト」

電熱パッド部分が取り外し可能な電熱ベストです。
他のBURTLE(バートル)のベストを持っていれば、着回しできます。
オシャレなデザインのものが多く、一目では電熱ベストとはわかりません。
インナーはもちろん、ライトアウターとしても活躍します。
デザイン性だけでなく、防水・防風・撥水機能を持っており、ストレッチも効きます。
体を動かしやすいのも嬉しいポイントです。
モバイルバッテリーは付属しており、別途バッテリーを探す必要はありません。
電熱パッドは背面のみですが、特にファッション性を重視する方におすすめの電熱ベストです。
サイズ | 男女兼用のスリムタイプ(M・L・XL・XXL) |
加熱エリア | 1ヶ所 |
動作電圧電流 | 5V/2A以上のモバイルバッテリーを使用 |
バッテリー収納場所 | 左側のポケットにUSBケーブルがあります |
温度調整 | 可能 |
洗濯 | 手洗い可能(電熱パッド・モバイルバッテリーを外して、USBケーブルをポケットに入れてください) |
フード取り外し可能「Cheery 電熱ベスト」

フードが取り外しできる電熱ベストです。
風が強いときでも頭までしっかり温めます。
電熱パッドは腹部・背面・首元に計11か所内蔵。
電源を入れて3秒で素早く温めるので、こまめに電源を切りたい場合も安心です。
温度は3段階で調節可能で、最大50℃と熱くなりすぎません。
30000mAhのバッテリー付属なので、長時間使いたい方にもおすすめの電熱ベストです。
サイズ | 男女兼用のスリムタイプ(M・L・XL・XXL) |
加熱エリア | 11ヶ所 |
動作電圧電流 | 5V/2A以上のモバイルバッテリーを使用 |
バッテリー収納場所 | インナーポケットにUSBケーブルがあります |
温度調整 | 可能(赤色:50℃・白色:40℃・青色:30℃) |
洗濯 | 手洗い・洗濯機使用可能(洗濯機を使用する場合は洗濯ネットを使用してください。ドライクリーニング不可・洗濯前にモバイルバッテリーを外して、USBケーブルをポケットに入れてください) |
【まとめ】自身にあった最強の電熱ベストを選びましょう!

以上、今回は2022年最強の電熱ベストの紹介と、電熱ベストの選び方を解説しました。
電熱ベストは、電熱パッドの数や位置によって温かさが変わってきます。
・バイクツーリング
・雪山でスノーボード
・ガレージで軽作業
・屋外での仕事
など、使用する用途によって、電熱ベストを選ぶ基準も変わってきます。
ご自身が主に使用するシーンをよく考えて、今回の記事を参考に適切な電熱ベストを選びましょう!
最後になりましたが、電熱ベストは電化製品になります。
電熱ベストを着用中に、発火や火傷の恐れもありますので、電熱ベストから異音や異臭・異常な発熱を感じた時は、速やかに使用を中止して安全に配慮してくださいね。
厳しい冬の屋外での作業も、電熱ベストを着用して寒さを乗り切りましょう。






