防寒対策の一つとして最近は電熱ベストが注目されています。
しかし、バッテリーが別売の電熱ベストが多く、購入したはいいものの「どのバッテリーを選んだら良いかわからない…」という方も多いと思います。
そんな方のために、今回は電熱ベストにおすすめのモバイルバッテリーや選び方を紹介いたします。
あわせて電気容量によって何時間電熱ベストを使用することができるのかも検証し、解説いたします。
「電熱ベストにおすすめのモバイルバッテリーを知りたい」
「長時間使用するにはどのくらいの電気容量が必要なのか知りたい」
そんな方は今回の記事を参考にしてください。
クリックできる目次
電熱ベストにおすすめのモバイルバッテリーの選び方
まず初めに、電熱ベストにおすすめのモバイルバッテリーの選び方を紹介いたします。
電気容量
「電気容量」は、電熱ベストを何時間連続で使用できるかを決める重要な要素です。
長時間の連続使用を考えている方はなるべく電気容量の大きいモバイルバッテリーを選ぶことをおすすめいたします。
サイズ
モバイルバッテリーを選ぶ上でバッテリーの「サイズ」も重要な要素です。
基本的に電熱ベストはモバイルバッテリーと接続し、ポケットにバッテリーを入れて使用します。
つまり、ポケットに入るサイズのモバイルバッテリーでなければ使用することができません。


筆者が購入した上の写真のような中国製の電熱ベストはポケットのサイズが8×8cmで、それ以上の大きさのモバイルバッテリーは入らない構造となっていました。
モデルによってポケットのサイズは異なりますが、事前に確認するorなるべく小型のモバイルバッテリーを選ぶことをおすすめいたします。
価格
モバイルバッテリーの価格帯は1000〜6000円程度となっています。
価格が高くなると、電気容量が大きくなる傾向にあります。
使い方によっては、価格が安いモバイルバッテリーを複数用意し、充電が切れたら取り換えるという方法もあります。
ご自身がどのような使用方法をするかによって、適した価格帯のモバイルバッテリーを選択しましょう。
電熱ベストの接続端子の形状

モバイルバッテリーを購入する際に、電熱ベストの端子の形状を確認しておきましょう。
上の写真はWORLMAN(ワークマン)の電熱ベストの端子で、DC端子の形状をしているため、専用のモバイルバッテリーを購入しなければ使用することができません。

一方で、中国メーカーの電熱ベストはUSB端子となっており、ほとんどのモバイルバッテリーで使用することができます。
このように、失敗しないためには、事前に電熱ベストの端子の形状を確認しておく必要があります。
重量
モバイルバッテリーの重量は目安として200g以下をおすすめいたします。
安全性
モバイルバッテリーを選ぶ上で「安全性」も重要な要素となります。
体に密着させて使用するため、発火等の事故は絶対に避けなければいけません。
少しでも安心して使用するには、事業者が電気用品安全法で定められた義務を履行しているかを証明するPSE認証を取得している製品を購入することをおすすめいたします。
保証の有無
モバイルバッテリーも家電製品の一部なので「保証の有無」も選ぶ上で重要な要素となります。
突然電源が入らなくなったり等の製品不良があった際に安心です。
保証期間も1〜2年のものがあるので、購入前に確認しておくことをおすすめいたします。
電熱ベストの消費電力は?どのくらいの電気容量で何時間使用することができるの?
モバイルバッテリーで電熱ベストを使用したことのない方にとって、どのくらいの電気容量で何時間使用することができるのかイメージしにくいと思います。
そこで、実際にモバイルバッテリーで電熱ベストを使用して、その時間を測定しました。
検証方法
今回検証に使用したモバイルバッテリーはAnker Powercore Ⅲ Fusion 5000です。
こちらのモバイルバッテリーの電気容量は4850mAhでWhになおすと約18Whとなります。

使用した電熱ベストは中国ブランドのSHIPADOの製品です。
この電熱ベストに、Ankerのモバイルバッテリーを接続して、何時間使用できるかを検証いたしました。
電熱ベストの温度設定は最大の強にして行いました。
検証結果

検証結果から述べると今回の条件では「1時間42分」使用することができました。
モバイルバッテリーの電気容量が約18Whなので、電熱ベストの消費電力は約18(Wh)➗1.7(h)=10.59(W)であることがわかりました。
製品にもよりますが、電熱ベストの消費電力の目安は10W前後と覚えておくと役立つと思います。
例えば、電熱ベストを8時間連続使用したい場合は、80Wh(21000mAh)前後の電気容量が必要となります。
自身が何時間連続使用したいかを考えることで、用意すべきモバイルバッテリーの電気容量を逆算することができます。
今回の検証を参考に、使用するシーンを考え、自身にぴったりのモバイルバッテリーを選びましょう。
電気容量mAhをWhに変換するには下記のサイトが役立ちます↓↓↓
https://sizea.jp/tools/mah-wh/
電熱ベストにおすすめのモバイルバッテリー4選!
最後に、小型でなるべく電気容量の大きいモデルのモバイルバッテリ―を4種類の情報をまとめました。
記事前半で紹介したモバイルバッテリーの選び方や連続使用時間目安を参考に、ピタリのモバイルバッテリーを選んでください。
Vinmori 電熱ベストモバイルバッテリー 10000mAh
メーカー | Vinmori |
容量 | 10000mAh/37Wh |
繰り返し使用回数 | 500回 |
重さ | 185g |
サイズ | 約80x 63 x 23mm |
値段 | ¥4,200(Amazon) |
電熱ベストに使うモバイルバッテリーは、常に持っている必要があるため、小さいサイズで尚且つ軽い必要があります。
Vinmoriは185gであり8cmとポケットにすっぽりとはいります。
電気容量10000mAh/37Whで、約3.5時間程度電熱ベストを使用することができます。
繰り返し500回まで使うことができることも大きな魅力です。
外装にはすべりどめがついているため、もし電熱ベストのポケットがあいてしまっても落ちにくい造りとなっています。
haoting モバイルバッテリー 24800mAh
メーカー | haoting |
容量 | 24800mAh/91.8Wh |
繰り返し使用回数 | 500回 |
重さ | 約 350g |
サイズ | 150mm×15mm×75mm |
値段 | ¥1,868(Amazon) |
24800mAhで1,868円と大容量でありながら、お得なモバイルバッテリーです。
コネクターはMicro USB, USB Type Aと電熱ベスト以外にも、さまざまな電気製品とつなげることができます。
PSE認証済みで、さらに12か月保証がある点も安心だといえるでしょう。
しかし24800mAh/91.8Whと大容量であることから、15cm、350gと大きさ、重さがあります。
特に15cmのモバイルバッテリーが入らない電熱ベストもあるので、十分にご注意ください。
連続使用時間目安としては約8〜9時間程度となります。
ポケットに入るようであれば、おすすめできるモバイルバッテリーです。
TYHOO 20000Mモバイルバッテリー 10000mAh
メーカー | TYHOO |
容量 | 10000mAh/37Wh |
出力 | 2.1アンペア |
重さ | 165g |
サイズ | 7.2mm×7.2mm |
値段 | ¥2,899(Amazon) |
電熱ベストのポケットが小さいと心配の方、なんとこのモバイルバッテリーは7.2mm×7.2mmとクレジットカードの半分位のサイズです。
財布にも入るくらいなので。電熱ベストのポケットにも必ず入ります。
さらに165gと入っていることもわからないくらいの重さです。
このサイズで10000mAh/37Whを保っており、電熱ベストにぴったりのモバイルバッテリーなのです。
さらにPSE認証済で保証期間が2年期間あるので、通常通りの動きをモバイルバッテリーがしない場合でも安心です。
複数個所有し、交換しながら使用するのがおすすめのモバイルバッテリーです。
Nakyo モバイルバッテリー
メーカー | Nakyo |
容量 | 13800mAh/51Wh |
出力 | 2.1A |
重さ | 240 g |
サイズ | 10.6 x 6.8 x 2.2 cm |
値段 | ¥2,210 (Amazon) |
最大の長さが10.6cmと小型でありながら、13800mAh/51Whの容量があるモバイルバッテリーです。
PSE認証済であり、保証期間が1年間ついています。
また高密度ポリマーの電池を使っており、発熱によって本体を痛めてしまうことがありません。
連続使用目安時間としては4〜4時間程度となっています。
【まとめ】連続使用時間を考慮し、適切なモバイルバッテリーを選びましょう!
以上、今回は電熱ベストにおすすめのモバイルバッテリーを紹介いたしました。
適切なモバイルバッテリー選びには電気容量や、大きさ、重量など様々な要素を考慮する必要があります。
中でも、連続使用時間に影響を与える電気容量は重要な要素です。
ご自身がどのようなシーンで使用するかを考え、適切なモバイルバッテリーを選びましょう。
購入前には電熱ベストと接続可能か、ポケットに入るサイズなのかの確認も重要です。
今回の記事を参考に、電熱ベストにぴったりなモバイルバッテリー選びにお役立てください。



