今回はEB-150やEB-240などの超大容量ポータブル電源で知られているBLUETTIが新たに発売した「AC200」について解説いたします。
AC200はアメリカのクラウドファンディングIndiegogoで市場最高支援額6.6億円超えを達成した人気商品です。
まもなく日本でも販売が開始されるため、AC200のどのような点が優れているのかをまとめました。
超大容量・高出力ポータブル電源をお探しの方は是非、今回の記事を参考にしてください。
2022年最新のおすすめポータブル電源を容量別にランキング紹介した記事は以下をご覧ください↓↓↓

【BLUETTI AC200】のスペック紹介!

それではBLUETTI AC200のスペック詳細を解説していきます。
価格
価格は239,880円(税込み)となっており、高性能なだけある価格となっています。
AC200の1Whあたりの価格は119.94円で、一般的なポータブル電源の1Whあたりの価格帯は88〜200円程度なので、中間程度のコストパフォーマンスと言えます。
電気容量

電気容量の大きさによって、どのくらい(時間)家電製品を使用できるかが決まります。
BLUETTI AC200電気容量は2000Whで、日本で販売されているポータブル電源の中で、筆者が知る限りでは2番目に大きな電気容量を持つモデルとなっています。
ちなみに1番大きな電気容量を持ったモデルはBLUETTIから販売されているEB-240で、その電気容量は2400Whを誇ります。


BLUETTI AC200がどの程度の家電製品を使用できるかの目安は、上記の画像のとおりとなっています。
照明やスマートフォン、パソコンの充電程度で使用する場合は、目安として1週間以上の電力を確保することが出来ます。
BLUETTI AC200が1台あれば長時間の停電にもしっかりと備えることが出来ます。
台風や地震など大きな災害が頻発している状況を見ると、ご家庭に1台備えておくことをおすすめいたします。
出力

出力の高さによって、どのような(種類)家電製品を使用することができるかが決まります。
BLUETTI AC200の出力は2000Wで、最大出力はなんと4000Wとなっており、使用できない家電製品を探す方が難しい程の高出力です。
家庭で使用する電化製品の使用W数目安は下記の表の通りです。
電化製品 | 消費電力(W) |
電子レンジ | 1300W |
ドライヤー | 600〜1200W |
冷蔵庫 | 150〜500W |
電気毛布 | 50〜90W |
炊飯器 | 350〜1200W |
電子ケトル | 700〜1000W |
この消費電力目安の一覧表より、出力が1500Wあれば、どの家電製品も問題なく動かすことができるということがわかります。
一般的に電子レンジやドライヤー、オーブンなどは多くの電力を消費するため、ポータブル電源では動かすことが難しかったのですが、BLUETTI AC200はこれらの家電製品も動かすことが出来ます。
災害時や停電時でも、いつもと変わらず多くの家電製品を使用することが出来ます。
サイズ・重量
サイズは420×280×386mmで重量は27.5kgとなっています。
容易に持ち運びができる重量ではないため、基本的に据置きでの使用がおすすめです。
災害対策用に家庭に備えたり、車中泊などでの使用が適しています。
ユウイチロウ
出力ポート数

BLUETTI AC200出力ポート数は17口で、複数のデバイスを同時に充電することが出来ます。
多くのポータブル電源を見てきましたが、17口はトップクラスの出力ポート数です。
出力ポートの種類と数は以下の通りとなっています。
・15Wワイヤレス充電×2
・USB×4
・Type-C USB60W×1
・DC×2
・シガーソケット×1
・車用ポート1口×1
一般的な家電製品で使用頻度の高いAC100Vは6口も搭載されており、様々な家電製品を同時に使用することが可能です。
また、ポータブル電源には珍しいワイヤレス充電も搭載されており、邪魔なコードを使用することなく2台同時にスマートフォンを充電することも可能となっています。
スマホやパソコンの充電で使用頻度の高いUSBは4口、Mac製品で使用するUSB Type-Cも1口搭載されています。
BLUETTI AC200は出力ポート数も豊富で、出力W数も2000Wと非常に高いため、出力に関する性能は非常に優れていることがわかります。
ユウイチロウ
液晶パネル

液晶パネルはタッチによって操作が可能です。

バッテリー残量はもちろんのこと、家電製品の使用電力や、充電電力のW数が表示されるため、どのくらい電力を使用しているのか一目瞭然です。
充電方法

充電方法はACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネル、発電機、鉛蓄電池での5種類の充電方式に対応しています。
ACアダプターでの充電は375W前後の速度で充電することができるため、大容量で合っても約4〜5時間程度でフル充電することができます。
また、シガーソケットから車の走行中に充電することができるため、車中泊にも適しています。
ソーラーパネルに関しては発電量が35W以下であると充電することができないため、ある程度発電量の大きいモデルを使用する必要があります。

これだけ電気容量の大きなポータブル電源を充電するためには複数枚のソーラーパネルを組み合わせて充電することをおすすめいたします。
ACアダプターと同時ソーラーパネルでの充電も可能で、最大700Wまで入力することができます。
その場合、最短で約3.5時間でフル充電することができます。
電気の使用量が多い方はソーラーパネルとACを組み合わせて充電することをおすすめいたします。
ユウイチロウ
使用可能サイクル回数
安定・安全性の高いリン酸鉄系のバッテリーを採用しており、使用可能サイクル回数は2500+となっています。
これだけの大容量バッテリーですから、電力を使い切るには1週間以上かかることがほとんどです。
仮に1週間に1サイクル使用すると仮定した場合、48年近くも使用できる計算になります。
また、2500回を超えても全く使用出来なくなる訳ではないため、一般的な使用方法の場合はサイクル回数は気にする必要はあまりないと思います。
これだけ大容量だと、電気を使い切るのにも時間がかかるね!
バンくん
安全認証

ポータブル電源の購入時で気になる点として挙げられるのが「安全面」です。
粗悪品の場合はバッテリーやアダプターが発火して火事になると言った事件も発生しています。
BLUETI AC200は安全面も重要視し、複数の安全認証を取得しています。
取得している安全認証は下記の通りです。
・FCC 米国:無線機器
・CE EU:安全基準
・UN38.3 輸送安全基準
・msds 危険有害性物質を記載した文書
・ROHS EU:特定有害物質使用制限
・UL 米国:製品安全規格
日本が定める電気用品安全法に適合した製品のみに与えられるPSE認証に加え、各国の様々な安全認証を取得しています。
BLUETTI AC200は中国製のポータブル電源ですが、安心して使用できることがわかります。
ユウイチロウ
人気ポータブル電源EFDELTAやモンスターXとスペックを徹底比較!

BLUETTI AC200が非常にハイスペックなポータブル電源であることはわかっていただけたと思います。
そこで次は、大容量ポータブル電源で非常に人気の高いEcoFlow製ポータブル電源「EFDELTA」やALLPOWERS製「モンスターX」とスペックを比較してみました。
大容量のポータブル電源の購入を考えている方は是非参考にしてください。
ポータブル電源のスペックを比較した表は以下の通りです。
ポータブル電源 | AC200 | EFDELTA | MonsterX |
電気容量 | 2000Wh | 1260Wh | 1700Wh |
価格 | 239,880円 | 159,500円 | 152,000円 |
1Whあたりの価格 | 119.94円 | 126.59円 | 89.41円 |
サイズ | 420×280×386 | 400 x 210 x 270 | 374×245×250 |
重量 | 27.5kg | 14kg | 14.5kg |
出力 | 2000W 瞬間最大4000W | 1200W | 2000W 瞬間最大3300W |
出力ポート数 | 17口 | 13口 | 11口 |
充電時間 | 約5時間 | 約1.6時間 | 約3時間 |
これらのスペックを比較すると、BLUETTI AC200は電気容量や出力、出力ポート数と言った面で優れていることがわかります。
重量は他の2つと比較すると2倍近くあるため、あまり優れていないことがわかります。
価格は高価ですが、1Whあたりの価格でコストパフォーマンスをみるとEFDELTAよりも優れているという結果になりました。
充電時間に関しては高速充電機能を搭載しているEFDELTAやMonsterXには劣る印象を受けましたが、一般的なポータブル電源と比較すると5時間でも十分に早い充電速度です。
これらの比較結果からBLUETTI AC200は少しでも電気容量の大きいモデルが欲しい人や高出力の家電製品を多く使用したい人、複数の家電製品を同時に使用したい人に適していることがわかりました。
【まとめ】BLUETTI AC200はハイパワーポータブル電源!電気容量や出力面で優れている!

以上、今回は最新ポータブル電源BLUETTI AC200について解説いたしました。
スペックをみるとあらゆる面でトップクラスの性能を誇っています。
中でも電気容量の大きさや出力、出力ポートの種類や数と言った面で非常に優れていることがわかりました。
また、電気容量の割に、約5時間でフル充電することができるため、充電速度も比較的優れています。
価格が20万円超で高価な点や、重量が27,5kgと重い点が気になりました。
基本的に据え置きで使用するシーンに適しています。
高価でも、大容量でハイスペックなポータブル電源を求める方におすすめのモデルとなっています。
以上、今回の記事を参考に是非自身にぴったりなポータブル電源を選んでください!



