今回はクラウドファンディングMAKUAKEで注目を集めているEcoFlow(エコフロー)製ポータブル電源「RIVER600 MAX」の実機をレビューいたします!
RIVER600シリーズには「RIVER600、RIVER600MAX、RIVAER600PRO」の3つのラインナップが揃っており、その中のRIVE600 MAXの実機レビューをいたします!
「RIVER600シリーズの違いは?」
「RIVER600 MAXの優れた点は?」
そんな疑問をお持ちの方は是非今回の記事を参考にしてください。
RIVER600シリーズとは?大きな特徴は「電気容量を選べる&追加できる」

RIVER600とは、日本でのクラウドファンディング支援額歴代1位を獲得したポータブル電源EFDELTAを産み出したEcoFlow(エコフロー)が、新たに発売するポータブル電源です。
このRIVER600シリーズの最も大きな特徴は「電気容量を選べる&追加できる」という点です。
RIVER600は288Whの電気容量を持っていますが、本体下部にエクストラバッテリーを装着することでRIIVER600MAXとなり、電気容量を576Whまで増やすことができます。
同様に、RIVER600PROは720Whの電気容量で、エクストラバッテリーと接続することで1440Whと超大容量ポータブル電源へと変貌します。
電気容量の追加が可能になることで、使用するシーンに合わせて電気容量選択できたり、電気容量が少なくて新たなポータブル電源に買い換えるといった購入のリスクを減らすことができるというメリットがあります。
このように、今までのポータブル電源にはなかった「電気容量を選べる&追加できる」という概念で、さらに幅広いユーザーのニーズに応えることができるようになったという点がRIVER600シリーズの大きな特徴です。
もちろん、EFDELTAでも評判だったX-Stream技術による圧倒的な充電速度や、出力の高さも健在です!
RIVER600MAXのココが凄い!

RIVER600シリーズの中でも、電気容量や価格のバランスが取れ、初〜中級者におすすめなモデルが「RIVER600 MAX」です。
まずはRIVER600 MAXが優れている点をまとめて紹介いたします。
①エクストラバッテリーの取り外しで電気容量の調節が可能!

RIVER600MAXの優れた大きな特徴として「エクストラバッテリーの取り外しで電気容量が変更可能」という点です。
RIVER600MAXにはエクストラバッテリーが搭載されており、それを取り外すことで電気容量を576Whから288Whに変更することが可能です。
今までのポータブル電源は一度購入してしまうと、電気容量を変えることはできませんでした。
そのため、ポータブル電源を購入したものの、電気容量が使用方法に合わず、新しく買い換えるハメに…なんてこともあります。
RIVER600MAXであれば576Whと288Whを自由に選択できるためそんな心配は必要ありません。

電気容量を変更できることは購入の失敗リスクを軽減するだけではありません。
短期間のアウトドアであればエクストラバッテリーを外して小型&軽量にすることで、持ち運びの性能をあげることができます。
使用するシーンに合わせて適切な電気容量を選ぶことができ、余計な荷物や労力を減らすことができるのです。
電気容量を変更することができるという機能は以上のような多くのメリットを持っています!
②最大瞬間出力1200Wで、多くの家電製品が利用可能!?

「RIVER 600 シリーズ」は、「X-Boostテクノロジー」によって、高出力電化製品の「電圧を下げる」ことで作動させることができ、瞬間的に1200Wの高出力を実現しました。
これによって、通常では動かすことの難しかった多くの家電製品も使用することができるようになりました。
超大型のポータブル電源では無い限り、高出力の家電製品を動かすことはできませんでした。
しかし、RIVER600シリーズは比較的小型にもかかわらず、ほとんどの家電製品を使用することができます。
他メーカーのポータブル電源には搭載されていない唯一無二の機能となっています。
実際にいくつかの家電製品を動かした様子は記事後半で紹介しています。
③X-Stream充電テクノロジーで1時間で80%の超高速充電

EFDELTAで非常に好評だった「X-Stream充電テクノロジー」も健在です。
アダプターが無いケーブルを通して交流電源(AC)を高効率で直接充電することで、1時間で80%、2時間程度でフル充電することができます。
通常、電気容量が600Wh近くあるモデルでは7時間近い充電時間がかかるので、業界最速の圧倒的な充電時間であることがわかります。
電気を使い切ったとしても、たった1時間でほぼフル充電の状態で再び使用することができるのです!

一般的なACアダプターと比較しても、かさばらずに非常にコンパクトです。
充電速度が早いだけでなく、収納性も非常に優れています。
RIVER600 MAXのスペック詳細
次に、RIVER600 MAXのスペック詳細を紹介いたします。
セット内容

・X-Stream充電ケーブル
・ソーラーパネルMC4型充電ケーブル
・シガーソケット充電ケーブル
・保証書
・使用注意書き
・説明書
電気容量
RIVER600 MAXの電気容量は576Whで、エクストラバッテリーを外すことで288Whに調節することができます。
電気容量576Whがどのくらい家電製品を使用できるかの目安は下記の通りとなっています。
・ノートパソコン(99Wh):約5.8回
・LEDライト(3W):約192時間
・電気毛布(50W):約11.5時間
・ドライヤー(1200W):X-Boost機能使用で約50分
・ミニ扇風機(20W):約28.8時間
・ビデオカメラ(8Wh):約72回
RIVER600 MAXは2〜3日間の使用に適しており、災害時の備えや、短期間の車中泊やキャンプにおすすめのモデルです。
サイズ・重量

RIVER600 MAXのサイズは28.8×18.5×25.3cmで、RIVER600PROと同じ大きさとなっています。

底面の四隅には衝撃を吸収するゴムがついており、振動のあるような場所で使用しても問題ありません。

重量は7.6kgで、大きなグリップがついており、持ち運びやすい形状となっています。
キャンプや車中泊をはじめとした持ち運びの少ないシーンでの仕様に適しています。
出力ポート数
RIVER600 MAXの出力ポートは上記の通りとなっており、合計10台のデバイスへの同時充電が可能となっています。

本体横には使用頻度の多いAC(家庭用電源)が3つ搭載されており、複数の家電製品を同時に使用することが可能です。

本体の前面にはQC(急速充電USB)ポート×1、USBポート×2、Type-C×1が搭載されています。
QC電源はスマートフォンの対応端末であれば約4倍速い時間での急速充電が可能です。
また、Type-C USBはApple製品で採用されている形式のため、MacやiPadとの相性も抜群です。

車中泊用品を動かすのに便利なシガーソケットも搭載されており、あらゆるアイテムに対応可能です。
出力規格
定格出力は600W、サージ1200Wとなっています。
サージとは瞬間的に定常状態を超えて発生する電流のことで、RIVER600 MAXは瞬間的であれば1200Wまでの出力に耐えることができます。
加えて、「X-Boostテクノロジー」によって、電圧を抑えることで幅広い家電製品を動かすことを可能にしました。
出力は完全純正弦波出力で、家電製品も安心して使用することができます。
充電時間・方法

「X-Stream充電テクノロジー」によって、充電時間は1時間で80%、フル充電は約2時間程度と業界最速の充電速度を誇ります。
充電方法は「コンセント」、「シガーソケット」、「ソーラーパネル」の3つの方法での充電が可能となっています。

コンセントでの充電は付属のX-Stream充電ケーブルを本体に接続し、コンセントに差し込むだけで、簡単に超高速充電を行うことができます。

実際に充電してみたところ、なんとINPUTの値が634W!!
通常のポータブル電源の場合65〜80W程度での充電になるため、X-Stream充電がどれほど凄いかがわかります。

業界平均の充電時間と比較しても、RIVER600シリーズが圧倒的に短いことがわかります。

「シガーソケット」からの充電も付属の充電コードを接続するだけです。
車中泊などで使用する場合はコンセントを探す必要がなく、走りながら充電できるため非常におすすめです。
車を運転しながら充電することができるので、車中泊での使用を考えている方には欠かすことのできない充電方法となっています。

また、ソーラーパネルでの発電は付属のソーラーパネルMC4型充電ケーブルとソーラーパネルを接続し、太陽光にあてるだけで簡単に行うことができます。

キャンプなど、コンセントでの充電ができない場所での使用を考えている方はソーラーパネルも購入しておくことをおすすめいたします。
EcoFlow製ソーラーパネルを実際に使用した様子は下記の記事をご覧ください↓↓↓

液晶パネル

液晶パネルは大画面で、バッテリーの状態が一目でわかるようになっています。
バッテリー残量はもちろんのこと、充電にかかる時間や使用電力のW数、何時間家電家電製品を動かすことができるのかもリアルタイムで表示されます。
初心者の方でも非常にわかりやすい液晶パネルです。
使用回数
電池素材にはリチウムイオン電池を採用し、使用可能サイクルは800+回となっています。
LEDライト

本体にはLEDライトも付属しており、災害時の備えとしても適しています。
いつ大きな災害が起こってもおかしくない昨今の現状を見ると、いざという時に1台備えておくと安心です。
停電になっても周囲を明るく照らし、スマートフォンやパソコンの充電もできるため、災害時も安心して対応することができます。

本体の中段には鮮やかなブルーにひかるムードライトも搭載されています。
アプリで操作することでカラーを変えたり、ON・OFFを切り替えることもできます。
RIVER600MAXのエクストラバッテリーの外し方

次に、RIVER600MAXのエクストラバッテリーの外し方を紹介いたします。
※本レビューはサンプルであり、製品版とは異なります。
製品版にはネジを外すドライバーも付属しているようです。
まずは本体底面のゴムを外していきます。

写真のようにネジが現れるのでドライバーを使用してこれを外していきます。

するとこのように長いネジを取り外すことができます。

あとは底面のパーツを取り外すと…

エクストラバッテリーを取り外すことができました!

エクストラバッテリーを取り外した状態がRIVER600であり、RIVER600MAXと比較すると高さが低く、持ち運び性能が上がっています。
こんなにコンパクトでも高速充電とX-Boostが搭載されているのは非常に使い勝手が良いです。
ユウイチロウ
X-Boostテクノロジーの実力を検証!様々な家電製品を動かしてみた!
「X-Boostテクノロジー」と最大瞬間1200Wまで耐えうるスペックで様々な家電製品を動かすことができるのかを検証してみました。

一般的な家電製品の消費電力は上の画像の通りとなっています。
ドライヤー

まずは、アウトドアシーンでも使用することの多い「ドライヤー」で検証を行ってみます。
結論から述べると「動かすことはできるものの、コンセントでの使用よりはパワーが落ちる」とう検証結果となりました。

ドライヤーを動かしてから数秒すると、出力は600Wで可動しています。
これが電圧を下げて家電製品を動かす「X-Boostテクノロジー」の機能です。
通常1200Wで可動するドライヤーを、電圧を下げて600W程度で動かすことができるのです。
通常のポータブル電源であれば1200Wの出力がかかると停止してしまうのですが、RIVER600 MAXは停止することなく、ドライヤーを可動させることができました。
しかし、注意点としては電圧が下がっているので、家電製品のパワーは落ちます。
ドライヤーに関しては、コンセントと比較すると風量がやや弱くなりました。
髪を乾かすことは十分にできるので、使用の上ではほとんど問題はありません。
電子レンジ

次は消費電力が大きい家電製品の代表として挙げられる「電子レンジ」で検証を行いました。
こちらも結論から述べると「動かすことはできるが、パワーは落ちる」という結果になりました。

555Wの出力で運転していることがわかります。
出力に関しては400〜650Wあたりで変動しながら、電子レンジを動かしていました。

電子レンジの可動の様子としては中の電気がチラつき、皿の回転スピードがゆっくりと回っています。

温めの能力としては、コンセントの場合と比較すると時間はかかりましたが、冷凍食品もしっかりと温めることができました!
電子ケトル

電子ケトルは通常1000W程度で可動するのですが、X-Boostが電圧を下げ、597Wで可動しています。
お湯を沸かすのに時間がかかるということもほとんどなく、いつもより少しお湯が湧くのが遅い程度で電子ケトルを使用することができました。
冷蔵庫

今回の検証で、家庭用冷蔵庫だけは唯一動かすことができませんでした。
稼働後、出力は600Wになり、そこから数秒するとバッテリーが落ちてしまうという結果になりました。
詳しい原因はわかりませんが、停電時の冷蔵庫の予備電源に使用したいと考えている人にはあまりおすすめできません。
冷蔵庫もしっかりと使用したい人はEFDELTAのように出力1600Wまで耐えることができるモデルをおすすめいたします。
その他家電製品

スマートフォンとノートPCの同時充電も快適に行うことができます。

特に、USB Type-Cは通常60Wのところ、RIVER600MAXに搭載されているものは100Wでの高速充電が可能となっています!

テレビも全く問題なく映すことがことができるので、停電時でも情報を入手することができるようになるため安心です。
X-Boost機能を使用した感想は?
電圧を下げて、様々な家電製品を使用できるX-Boost機能の感想は「パワーは落ちるものの、様々な家電製品を使用できるのは便利」と感じました。
そもそも、1200Wを超えるような家電製品を使用できるポータブル電源はEFDELTA、MonsterX、GP1500という大型の3モデルに限られます。
そんな中、RIVER600PROは小型ながら多くの家電製品を使用することができます。
パワーは落ちてしまうものの、同程度のポータブル電源では動かすことのできない家電製品を使用できるのは、やはり大きな魅力となります。
ドライヤーや電子レンジもフルパワーで使用したい!という方に限っては出力1600Wまで使用可能なEFDELTAの購入をおすすめいたします。
RIVIER600PROの高速充電を検証!

次に、RIVER600PROの充電にかかる時間を計測しました。
今回の検証では充電残量0%から、100%になるまでの時間を計測します。
充電開始15分後

こちらの写真が充電開始から15分が経過した状態です。
充電速度は459Whで、15分で21%充電できていることがわかります。
RIVER600PROの電気容量は576Whなので、15分で120Whもの速度で充電できていることがわかります。
充電開始30分後

30分で43%充電できており、すでに247Wh程度の充電ができています。
充電速度は479Wで、変わらず超高速をキープしています。
充電開始1時間後

充電開始後1時間で83%まで充電が完了していました。
メーカーの公表値である1時間で80%を上回る速度で充電できていることがわかります。
充電開始1時間40分後

充電開始から1時間40分が経過した時点で、充電が完了しました。
この結果より、メーカーが公表している1時間で80%、2時間でフル充電という上回る速度で充電が可能ということがわかりました。
メーカーの公表値は2〜3時間でフル充電だったので、今回の検証ではそれよりも早くフル充電することができたという結果になりました。
X-Stream充電テクノロジーを体感した感想は?
実際にX-Stream充電テクノロジーを体感した感想としては「充電速度の速さには驚かされる。すぐに充電して使用できるので非常に便利」と感じました。
EFDELTAに搭載され、注目を集めたX-Stream技術ですが、今回のRIVER600PROでもその実力に驚かされました。
通常8時間近くかかる充電が、たった1時間半で出来てしまいます。
使用前に充電を忘れていても、すぐにフル充電して持ち出すことが可能です。
一度この充電速度を体感してしまうと、他のポータブル電源を使用できなくなるほど便利な機能です。
RIVER600MAXはアプリとの連動も可能!

専用のアプリを使用することで、電池残量の確認やAC・DCの作動や停止、LEDライトによるSOS点滅や注意喚起点滅を遠隔で行うこともできます。
さらに、スマートフォンで「静音モード」に切り替えると、充電時の冷却ファンの音を静かにすることができます。
これにより、車中泊中の眠りの妨げや、避難所での騒音の心配も必要ありません。
アフターサービスも充実

EcoFlowは、日本で販売している全てのEcoFlow商品に対し、2年間の長期保証も行っています。
また、日本人スタッフによる、アフターサービスも行っているので、海外製品の購入は心配…という方も安心して購入することができます。
RIVER600 MAXはこんな人におすすめ!
最後にRIVER600 MAXがおすすめな方をまとめました。
・多くの家電製品を使用したい人
・初めてポータブル電源を購入する人
・2〜3日のアウトドアで使用したい人
・災害対策に使用したい人
・エクストラバッテリーを取り外して、持ち運ぶ機会の多いシーンで使用したい人
【まとめ】RIVER600MAXは初〜中級者におすすめのモデル!

以上、今回はRIVER600MAXについて、そのスペックと実際に使用した感想を紹介いたしました。
電気容量を変更できたり、X-Boostで多くの家電製品を使えたり、高速充電が可能だったりと、革新的な機能が豊富に盛り込まれたモデルとなっています。
エクストラバッテリーを外せば、持ち運びやすく、幅広いシーンで活用できるモデルとなっています。
ポータブル電源を初めて購入する方や幅広い使い方を求めている方にはおすすめのモデルとなっています。
現在はMakuakeでクラウドファンディングを行っているので、是非そちらのページもチェックしてみてください。
早期に申し込めば、割引で購入することができるので非常にお得となっています。
是非、今回の記事を参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか?





