今回はSmartTap(スマートタップ)製ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】についてそのスペックやどのような人におすすめなのかを解説いたします。
「PowerArQ2はどのくらい使えるの?」
「どんな人におすすめのポータブル電源なの?」
そんな疑問に答えられるよう、SmartTap(スマートタップ)PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】を徹底解説いたします!
SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】の魅力4点

まず初めに、SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2の魅力4点を紹介いたします。
①ワイヤレス充電にも対応!豊富な出力ポートで旧モデルよりも使い勝手が良い

SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2の旧モデルとの大きな違いはワイヤレス充電にも対応し、出力ポート数が増えて使い勝手が良くなった点です。

上の画像が旧モデルとの違いを比較した画像です。
出力ポートに関してはAC(家庭用コンセント)ポートが2口、USBが4口、USB Type-Cが1口、ワイヤレス充電が1口と旧モデルよりも豊富であることがわかります。

中でも注目なのがワイヤレス充電に対応している点です。
スマートフォンをポータブル電源の上に置くだけでワイヤレス充電をすることができ、邪魔な充電コードが必要なくなります。
充電速度はiPhone 11で最大7.5W、Androidで最大10Wでの急速充電が可能となっています。
ワイヤレス充電を搭載しているポータブル電源はほとんどないため、他のモデルと比較しても大きな特徴となります。
②旧モデルよりもコンパクトで収納性が良い

PowerArQ2のサイズは260mm(L)x 191mm(W)x 195mm(H)、重量は6.2kgとなっており、持ち運ぶ取手が収納タイプになったため、旧モデルであるPowerArQよりもコンパクトな形状となっています。
綺麗な長方形の形状をしているため、収納がしやすく、上に小物をおいたりスペースを有効活用することができます。
収納スペースの少ない車中泊での使用を考えている方にはぴったりのモデルです。
ユウイチロウ
ついでにワイヤレスでスマホを充電できちゃうのも嬉しいね!
バンくん
③カラーバリエーションの豊富さとデザイン性の高さ

PowerArQ2はそのカラーバリエーションの多さと、デザイン性の高さも人気の理由の1つです。
合計6色のカラーバリエーションから選ぶことができ、キャンプで使用しても雰囲気を壊すことはありません。
その可愛らしいデザインが多くの人の心を引きつけ、インスタグラムでは様々なシーンで使用されている写真を多く見ることができます。
自信が使用するシーンにぴったりのカラーのPowerrQ2を選びましょう!
④日本の会社でアフターサポートが充実

SmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源の大きな魅力の一つが「アフターサポートが充実している」という点です。
SmartTap(スマートタップ)は加藤商事という日本の会社のブランドであり、日本市場に特化した充実のアフターサポートを行っています。

日本人スタッフによる無期限のカスタマーサポートや、購入から60日間まで返品可能、正規2年間保証とサービスが充実しています。
以上のように、SmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源はアフターサポートが充実しており、初めてポータブル電源を購入する方や、長く大切に使用して行きたい方にはおすすめです。
SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】のスペック詳細

次に、SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】のスペック詳細を紹介していきます。
セット内容

・専用ACアダプターセット
・取扱説明書兼保証書
・MC4ケーブル
・シガーソケットケーブル
・USB Type-CtoCケーブル
PowerArQ2のセット内容は上記の通りとなっています。
充電は専用のアダプターと接続して、コンセントに差し込むことで簡単に行うことができます。
MC4ケーブルはソーラーパネルでの充電に使用するケーブルで、別売のソーラーパネルを購入することでソーラー発電による充電も可能となります。
SmartTapから発売されているソーラーパネルを購入すれば、本体と接続して太陽の下に置くだけで誰でも簡単にソーラー発電を行うことができます。
また、シガーソケットケーブルも付属しており、車の走行中に充電することもできます。
コンセントからの充電ができないアウトドアや車中泊には非常に重宝する充電方法です。
電気容量

PowerArQ2の電気容量は500Whで、数日間の車中泊やキャンプにはちょうど良い電気容量です。
旧モデルのPowerArQは626Whなので、それよりも少し電気容量を落としたモデルです。
家電製品の使用目安を計算してみると下記の一覧の通りになりました!
・ノートパソコン(60W):約8回
・スマートフォン(13W):約38回
・ミニ扇風機(20W):約25時間
・ビデオカメラ(8W):約62回
・ミニ冷蔵庫(56W):約8.9時間
ユウイチロウ
サイズ・重量

PowerArQ2のサイズは260mm(L)x 191mm(W)x 195mm(H)、重量は6.2kgとなっています。

サイズ感はコンパクトで、しっかりとした格納できるハンドルがついているので、持ち運びも簡単に行えます。
ただ重量感が6.2㎏と、かなりずっしりしており、持ち運びはできるものの、長時間の持ち歩きには向いていません。
本体にハンドル以外の取っ手やくぼみはなく、全体的にコロンとした形をしています。
このコロンとした見た目がいいのでそこまで気になりませんが、サッと移動させたいときも、わざわざハンドルを立てなくてはならない点は、少し手間に感じました。
比較的持ち運びの距離が短い、車中泊やオートキャンプなどでの使用に適しています。
出力規格

PowerArQ2の出力ポートは下記の通りとなっています。
・DC×2
・USBポート×4
・USB Type-C×1
・シガーソケット×1
合計で10個の出力ポートが搭載されており、出力ポートが少なかった旧モデルの欠点を補う形となっています。


使用頻度が高いAC(家庭用コンセント)が2口、USBが4口に強化されたことで使い勝手が大幅に向上しました。
さらにUSB Type-Cが新たに搭載され、Macbookの充電に加え、Galaxy S10、Google Pixel 3などの端末を急速充電する事が可能になりました。
ACアダプターから充電するのではなく、UCBポートを直接使用することで、電気変換のロスが無くなり、効率の良い充電を可能にしました。

また、先ほども紹介したようにワイヤレス充電機能も搭載されており、本体の上にスマートフォンを置いておくだけで充電が可能となっています。
以上のように、出力ポートが強化され複数デバイスの同時充電も可能で、使い勝手が大幅に向上しています。
ユウイチロウ
AC(家庭用コンセント)出力は300Wとなっており、合計300Wまでであれば同時に複数のデバイスを使用することができます。
出力300Wでは電子ケトルやドライヤーといった家電製品は使用することができない点に注意してください。
スマートフォンやパソコン、電気毛布は問題なく使用することができます。
ドライヤーや電子ケトル、電子レンジなどは使用できない点に注意してね!
バンくん
LEDライト

背面には明るさ520ルーメンのLEDライトも搭載しています。
キャンプや車中泊における補助照明として非常に役立ちます。
通常のLEDランタンよりも長時間点灯することができるので、電池切れの心配なくライトを使用することができます。
LEDライトは停電時や災害時にも役立ちます。
筆者は2018年の北海道地震で被災し、数日間の停電を経験しました。
その際に、電源とLEDライトの重要性を痛感いたしました。
いざという時のために、搭載されていると嬉しい機能です。
充電方法

PowerArQは大きく「AC(家庭用コンセント)」、「シガーソケット」、「ソーラー発電」の3つの充電方法に対応しています。
AC(家庭用コンセント)を使用した充電方法では約7時間でフル充電することができます。
シガーソケットからの充電も可能となっており、車の走行中にポータブル電源を充電することもできます。
特に車中泊での使用を考えている方にとっては非常に嬉しい機能です。
また、ソーラー発電による充電も可能で、同メーカーから販売されている折りたたみ式ソーラーパネル120Wを使用することで誰でも簡単にソーラー発電を行うことができます。
コンセントの無い場所でも充電をすることができるため、キャンプや車中泊での使用を考えている方には必須のアイテムとなっています。
太陽の力でエコに発電を行いましょう。

PowerArQ2は本体を充電しながら、デバイスを充電するパススルー充電にも対応しています。
ワイヤレス充電を行っている様子やスマホの充電にかかる時間は?

ワイヤレス充電でiPhoneXSを充電し、フル充電までどれくらいの時間がかかるのかを計測いたしました。
iPhoneXSの電池残量を10%の状態にし、ワイヤレス充電スタート。
充電速度は7Wで、10%から100%まで約3時間で充電することができました。
ポータブル電源本体の充電にかかる時間を検証!
AC充電ケーブルを用いて、本体の電池残量がない状態からフル充電になるまでの時間を計測いたしました。
充電開始1時間後

充電開始から約1時間後には20%まで充電されており、充電速度は80Wとなっています。
充電開始2時間後

充電開始から2時間後には40%まで充電されており、充電速度は80Wとなっています。
充電開始4時間後

充電開始4時間後には60%まで充電されており、充電速度は80Wとなっております。
充電開始7時間15分後

充電開始から7時間15分後に表示が100%になりました。
メーカー公表のスペック通り、約7時間でフル充電することが検証でわかりました。
最新のポータブル電源では、EFDELTAのように1000Wh以上の電気容量がありながらも2時間程度で本体を充電することができるモデルが販売されています。
それと比較するとPowerArQ2は本体充電に時間がかかります。
他のSmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源と比較するとどう違うの?

他のSmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源と比較すると、PowerArQ 2はどのようなモデルなのでしょうか?
それぞれのスペックを比較することで解説いたします。
SmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源3種のスペックを比較した表は下記の通りです。
モデル | 価格 | 電気容量 | サイズ | 重量 | 出力ポート |
---|---|---|---|---|---|
PowerArQ2 | 56,800円 | 500Wh | 260mm(L) 191mm(W) 195mm(H) |
6.2kg | ・AC(家庭用コンセント)×2 ・DC×2 ・USBポート×4 ・USB Type-C×1 ・ワイヤレス充電 ・シガーソケット×1 |
PowerArQ mini | 33,000円 | 311Wh | 230mm(L) 193mm(W) 195mm(H) |
3.5kg | ・AC(家庭用コンセント)×1 ・USBポート×2 ・シガーソケット×1 |
PowerArQ | 66,000円 | 626Wh | 300mm(L) 193mm(W) 242mm(H) |
6.0kg | ・AC(家庭用コンセント)×1 ・DC×2 ・USBポート×3 ・シガーソケット×1 |
この表からPowerArQ2は3機種の中で「出力ポートが豊富かつ、ちょうど良い電気容量で使い勝手の良いバランスの取れたモデル」であることがわかります。
他の2種類のモデルは出力ポートの数が少ない点が欠点でしたが、PowerArQ2はその欠点を補い、使い勝手が向上したことがわかります。
電気容量や価格は他の2つのモデルの中間に位置し、バランスの取れたモデルであることがわかります。
ユウイチロウ
SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】で電気毛布は使える?

冬の車中泊やキャンプで重宝するのが「電気毛布」です。
PowerArQ2で電気毛布は使用可能です。
電気毛布は消費電力が50〜80W程度のモデルがほとんどで、出力が300WあるPowerArQ2では問題なく動かすことができます。
消費電力が50Wの電気毛布を使用した場合は目安として10時間(500Wh÷50W)程度の使用が可能となる目安です。
10時間では足りないという方は消費電力の少ないモデルの電気毛布を選ぶか、電気容量の大きいPowerArQを購入することをおすすめいたします。
車中泊におすすめの電気毛布についての詳しい記事は下記をご覧ください↓↓↓

電気ひざ掛けが使用できたか?その使用している様子の写真と感想
Sugiyama 椙山紡織から発売されている140×80㎝サイズの電気毛布を普段から愛用していますが、問題なく使うことができます。
またACアダプターが2つあるので、電気毛布を2枚同時に使用することも可能です。
冬キャンプに行った際、気温が-2℃の状態で、2枚同時に使用しましたが、2枚ともしっかりと体を暖めてくれました。
電気毛布2枚で消費電力が120Wなので、500Wのsmart tapパワーアーク2では約4時間使用できる計算ですが、今回は5時間ほど使用することができました。
室温センサーがついている電気毛布だったので、毛布がある程度暖まると、消費電力が0Wになり、節電しながら使用することができます。
電気毛布1枚なら、消費電力が60Wですので、8時間ほどは使用できる計算になります。
気温が低かったので、電池の減りの速さが心配でしたが、特に問題ありませんでした。
smart tapパワーアークの本体を保温しながら使用したら、もう少し長く使えたかなと思いました。
ただ、これより気温が低くなるとエラーが出る可能性があるのでご注意ください。
PowerArQ2がどのくらいの家電製品を使用できるかの計算方法

このポータブル電源の電気容量は「500Wh」です。
これがどの程度使用できるのかの目安としてスマートフォンとパソコンの1回の充電で消費する電気容量は以下の通りです。
・パソコン:40〜60Wh
※使用する機器によって異なります
何回使用できるかの目安は、「ポータブル電源の電気容量÷電子機器の消費電気容量」で求めることができます。
これより、電気容量が500WhのPowerArQ2では、スマートフォンのみの充電は約38回(500÷13)以上、パソコンのみでは約8回(500÷60)前後充電可能ということがわかります。
(※あくまでも目安値であり、実際には使用する機種や、変換効率などで変化します)
ユウイチロウ
SmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】はこんな人におすすめ・おすすめできない

最後にSmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2をおすすめ・おすすめできない人をまとめました。
自身がポータブル電源に求めることや、主に使用するシーンを考えて適切なポータブル電源かどうかを判断しましょう。
実際に使用して感じたよかった点や悪かった点
次に、実際に使用して感じたよかった点や悪い点を紹介いたします。
良かった点
良かった点1つ目は、smart tapパワーアーク2の特徴であるワイヤレス充電。
ワイヤレス充電が便利なのはわかっていましたが、本当に便利でした。
荷物を極力減らしたいキャンプで、何本もコードを持っていかなくて済みますし、見た目もスッキリします。
なによりサッと置くだけで充電できるので、かなり重宝しています。
USBポートも4つあるので、数人同時にスマホを充電したり、カメラの充電も同時に出来るので、ポートの取り合いになりません。
2つ目はハンドルが格納することができる点です。
本体を少しだけ動かしたいときは、わざわざハンドルを出すのが面倒な時もありますが、それ以上にコンパクトで上に物を置けるので、車載時に悩まなくて済みます。
3つ目は本体の角部分が、ラバー素材でできている点です。
本体をラバー素材で縁取るようになっているので、ぶつけた時に傷が付かないのも嬉しいポイントでした。
埃などが付きやすいのは難点ですが、ウェットティッシュなどでサッと拭き取ればすぐにきれいになりますよ。
悪かった点
かなり満足しているのですが、少し気になった点も紹介していきます。
気になった点1つ目は、ファンの音です。
充電中と消費電力が大きいものを使用する際は「ブォー」と結構な音がするので、気になる人は気になるかもしれません。
筆者は就寝時に充電すると、音が気になって眠れなくなるので、昼間から充電するようにしています。
そうすれば、そこまで音は気にならないかと思います。
2つ目は充電中、ACアダプターが高温になる点です。
公式で65℃程度になると記載がありましたが、だいぶ熱くなるので、充電する際、ACアダプターの置き場所はしっかりと考えなければなりません。
3つ目は電池残量が20%ごとの5段階表示な点です。
電池残量が充分にある時はいいのですが、残り20%を切ると、あとどれくらい使えるのかわからないので、いつ切れるかハラハラしてしまいます。
1%ずつ表示されるようになると、よりわかりやすくて良いかと思います。
また2人以上いる冬キャンプで、暖房器具をこのsmart tapパワーアークだけにがっつり頼るのは少し心細いかと思います。
先ほども少し触れましたが、60Wの電気毛布を2枚使用すると、5時間で電池残量が0%になり、夜中3時ごろ寒くて目が覚めてしまいました。
もし、冬キャンプで使用するなら、灯油ストーブなど電気を使用しない暖房器具と組み合わせるか、電源サイトでメインの暖房器具を電源に使い、コードの届かないところではsmart tapパワーアークで消費電力の少ないサブの暖房器具を使用することをおすすめします。
こんな人におすすめ
・ワイヤレス充電やUSB Type-Cでの充電を良く利用する人
・デザイン性を重要視する人
・数日間の車中泊やキャンプで使用する人
・アフターサポートを重要視する人
こんな人におすすめできない
・ドライヤーや電子ケトルなど様々な家電を使用したい人
【まとめ】PowerArQ2はちょうど良い電気容量と、出力ポートの豊富さが魅力!

以上、今回はSmartTap(スマートタップ)ポータブル電源PowerArQ2【500Wh/45,000mAh】のスペックやどのような人におすすめなのかを紹介いたしました。
SmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源旧モデル2種と比較すると、PowerArQ2は「出力ポートが豊富で使い勝手が良い。価格や電気容量は2つのモデルの中間」ということがわかりました。
旧モデルのPowerArQは電気容量の大きさが魅力的でしたが、出力ポートが少ないという欠点を抱えていました。
PowerArQ2はそれを補う形でポート数が増え、新たにワイヤレス充電やUSB Type-Cが搭載されることによって使い勝手が向上しています。
バランスの取れたモデルとなっているので、ポータブル電源を初めて購入する方にとっても大きな失敗はないと思います。
また、SmartTap(スマートタップ)製のポータブル電源はカラーバリエーションが豊富で、デザイン性も高く、アフターサポートも充実している点が非常に魅力的です。
ポータブル電源の品質から、アフターサポートまで非常に充実しているので、安心して購入していただけます。
是非、今回の記事を参考に、自身にぴったりのポータブル電源選びにお役立てください。







