洗面所やお風呂だけでなく、部屋干しする際にも大活躍する除湿機。
ジメジメする嫌な湿気を取るので、夏の暑さ対策としても有効です。
最近ではコンパクトなモデルが発売されており、一人暮らしでも除湿機を購入する方も増えています。
そこで今回は、一人暮らしにも最適な小型除湿機のおすすめ7選をご紹介いたします。
「部屋干しのジメジメを解消したい」
「一人暮らしでも使える小型の除湿機が欲しい」
「脱衣場で使えるコンパクトな除湿機を探している」
こんな悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
小型除湿機の選び方

まず初めに、小型除湿機の選び方をご紹介いたします。
除湿方式でで選ぶ
除湿機の除湿方式は主に、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリット式・ペルチェ式の4種類です。
それぞれメリットとデメリットがありますので、ご自身に最適な除湿方式を選びましょう。
・コンプレッサー式
内蔵されたコンプレッサーで、空気中の水分を結露させて除湿する方式です。
室温が高いときほど高い除湿効果を発揮し、温度も上昇しないので、夏や梅雨など暑い季節での使用に適しています。
除湿機の中では、比較的電気代が安く経済的です。
その一方、室温が低いと除湿効果が低くなったり、本体サイズや稼働音が大きくなったりするというデメリットもあります。
・デシカント式
「デシカント」という乾燥剤とヒーターを用いて除湿する方式です。
室温が低いときに除湿効果が低くなるコンプレッサー式に対し、デシカント式はヒーターを使用するので寒い時期でも使えます。
梅雨時期の湿気対策はもちろん、冬の結露対策でも使用可能です。
1年を通して活躍するデシカント式ですが、ヒーターを使うので電気代が高く、周囲の温度も上がってしまうというデメリットもあります。
・ハイブリット式
コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた除湿方式です。
気温が高いときはコンプレッサー式、気温が低い時はデシカント式など使用環境によって使い分けることができます。
また湿度に応じて2つの除湿方式を自動で切り替えるので、節電効果も高いタイプです。
しかし高性能な分、本体価格は数万円以上、本体サイズも大きい傾向があります。
・ペルチェ式
直流電流を流すと上面で吸熱、下面で発熱する特性を持った「ペルチェ素子」を用いた除湿方式です。
コンパクトで軽量なモデルが多く、クローゼットや押入れなどの狭いスペースで使用に適しています。
本体価格が1万円以下の商品も多く、静音性が高いのが魅力です。
しかし他の除湿方式に比べると、除湿のパワーは劣り、特に気温が低い冬は性能が落ちてしまいます。
コンプレッサー式:夏の湿気対策で使う人、電気代が気になるが除湿能力も欲しい人
デシカント式:寒い地域で使う人、1年中使いたい人
ハイブリット式:電気代と除湿能力どちらも重視する人、導入コストをかけられる人
ペルチェ式:軽量・コンパクトなものがいい人、導入コストを抑えたい人
大きさや重量で選ぶ
スリムタイプ、ロータイプ、円柱タイプなど商品によって大きさや形は異なります。
一人暮らしの場合、除湿機を置けるスペースが限られているため、部屋に置いても邪魔にならない商品を選ぶことが大切です。
10kg以下の商品は女性でも持ち運びしやすく、収納時やお手入れ時も楽に移動できます。
中にはキャスター付きのモデルもあるので、移動させて使う人はぜひチェックしてみてくださいね。
除湿能力で選ぶ
除湿機には、商品ごとに除湿可能面積が設定されています。
除湿可能面積よりも大きい部屋で使用すると、除湿の効果が感じられなく、電気代だけ無駄にかかってしまうという事態になりかねません。
さらに部屋干しする際に除湿機を使う場合は、部屋の湿気と衣類の湿気の両方を除去する必要があるので、除湿能力に余裕のあるモデルがおすすめです。
使用する部屋の大きさ、使用シーンに合った除湿機を選ぶようにしましょう。
また木造と鉄筋では、対応畳数が異なりますので必ず確認してくださいね。
タンク容量で選ぶ
除湿機で除去した湿気は、水となって本体のタンクに貯まります。
タンク容量が多いと長時間運転でき、水を捨てる手間も省けるのでおすすめです。
タンク容量が大きいと便利ですが、排水作業が大変になることも。
一人暮らしの場合、水を捨てる手間やタンクの持ち運びを考えると、2L前後の商品がベストでしょう。
お手入れのしやすさ
タンク内はどうしても雑菌が繁殖しやすく、お手入れを怠るとすぐにカビが発生してしまいます。
タンクの洗いやすさや排水のしやすさ、本体のフィルターの掃除のしやすさなどお手入れ方法もチェックしましょう。
より衛生面が気になる方には、運転停止後に内部を乾燥させる「内部乾燥機能」を搭載したモデルがおすすめ!
本体のカビや水アカを防止し、清潔に除湿機を使い続けられます。
除湿機を購入する際は、お手入れのしやすさにも注目してみてくださいね。
その他の便利な機能
除湿機能以外にも、さまざまな機能を搭載したハイエンドモデルも発売されています。
衣類乾燥除湿機は部屋干しの衣類を短時間で乾燥させるので、生乾き臭の防止に効果的です。
風向を調節できるものを選ぶと、ピンポイントで風を当てられるので、より効率的に衣類を乾かせます。
また生乾き臭を防ぐ消臭機能、洗えない衣類の臭いを取る脱臭機能、菌や花粉を除去する空気清浄機能を搭載したモデルも人気。
機能性を求める方は、除湿以外の機能もチェックしてみてください!
【2022】小型除湿機おすすめモデル7選!一人暮らしにも最適!静音モデルや格安のモデルも紹介!
それでは2022年最新の小型除湿機おすすめモデル7選をご紹介いたします。
格安なモデルやクローゼットでも使えるコンパクトモデルなど、さまざまな小型除湿機をまとめました!
小型除湿機をお探しの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
コンパクトだけどパワフル!【アイリスオーヤマ】除湿器5.6L IJC-J56

コンパクトながらもコンプレッサー式でパワフルに除湿する除湿機です。
木造6畳、鉄筋14畳まで対応しているので、一人暮らしのマンションはもちろん、リビングでも使用できます。
湿度は40%、50%、60%に設定可能で好みの湿度をキープするので、乾燥しすぎる心配もいりません。
クローゼットや押入れ、脱衣所などの狭いスペースだけでなく、一人暮らしの部屋やリビングでも使いやすい除湿機です。
サイズ | 約25×23×38.3㎝ |
重量 | 約8.8kg |
除湿方式 | コンプレッサー式 |
対応畳数 | 木造:6畳、鉄筋:14畳 |
除湿能力 | 5.6L |
タンク容量 | 約2L |
スリムなモデルなら!【アイリスオーヤマ】IJD-H20

ヒーターでパワフルに除湿しながら、衣類乾燥もできるデシカント式の除湿機です。
寒い環境でも使えるので、衣類が乾きにくい冬も活躍します。
送風口にあるフラップは角度調節可能。
衣類にピンポイントで風を当てることで、乾燥時間を短縮します。
本体の奥行きは16.5㎝とスリム設計なので、使う場所を選ばず収納スペースも取りません。
上部にはハンドル付きが付いており、持ち運びもしやすい除湿機です。
サイズ | 約32.5×16.5×51㎝ |
重量 | 約4.4kg |
除湿方式 | デシカント式 |
対応畳数 | 木造:3畳、鉄筋:6畳 |
除湿能力 | 2.2L |
タンク容量 | 約2.0L |
臭い対策にも!【シャープ】CV-N71

シャープ独自のプラズマクラスターイオンで、消臭効果がある除湿機です。
衣類についた嫌な臭いや部屋干しの生乾き臭を防止。
衣類の乾燥はもちろん、洗えない服のタバコなどの臭いも消臭できます。
また下向きに送風するルーバーを採用しており、下に溜まった湿気もしっかりと除去。
湿気による床のベタつきも軽減します。
湿気だけでなく、消臭やカビ対策も行いたい方におすすめの除湿機です。
サイズ | 約30.3×20.3×52.4㎝ |
重量 | 約9.4kg |
除湿方式 | コンプレッサー式 |
対応畳数 | 木造:8畳、鉄筋:16畳 |
除湿能力 | 7.1L |
タンク容量 | 約2.5L |
おしゃれなモデルなら!【モダンデコ】コンプレッサー式除湿機

インテリアと調和するデザインの除湿機です。
シンプルなデザインなので、どんな部屋にも馴染みます。
シンプルながらも視認性の高いデジタル表示パネルを搭載しており、一目で湿度を確認可能。
コンパクトですが、最大14畳の広い空間も除湿できる高い除湿能力があります。
さらに空気浄化効果があるマイナスイオン機能を搭載。
除湿しながら部屋の空気をキレイにし、リラックス効果も期待できる除湿機です。
サイズ | 約28×20×50.4㎝ |
重量 | 約11.6kg |
除湿方式 | コンプレッサー式 |
対応畳数 | 木造:7畳、鉄筋:14畳 |
除湿能力 | 5.9L |
タンク容量 | 約2L |
クローゼットでも使える【ドリテック】コンパクト除湿機クアラ Y-100WT

14×14㎝と非常にコンパクトな除湿機です。
コンパクトなのでクローゼットの棚にも置くことができ、設置スペースも取りません。
対応畳数は最大4.5畳までなので広い部屋の除湿はできませんが、脱衣所や押入れの除湿に役立ちます。
除湿方式は省エネなペルチェ式のため、電気代が気になる方も安心。
本体価格も5,000円台と比較的安く購入できるのも嬉しいポイントです。
サイズ | 約14×14.3×22.8㎝ |
重量 | 約858g |
除湿方式 | ペルチェ式 |
対応畳数 | 木造:2畳、鉄筋:4.5畳 |
除湿能力 | 0.3L |
タンク容量 | 約450L |
格安なら【モダンデコ】コードレス除湿機

3,000円台と格安で購入できる除湿機です。
給電しながら使う除湿機が多いですが、こちらの商品は吸湿カートリッジで除湿します。
カートリッジ中心部の色が濃い緑に変わったら満水の合図。
乾燥専用スタンドで、2〜3時間ほど乾燥させることで吸湿力が復活します。
排水が不要なので、車中泊やキャンプなどでも使用可能です。
珍しい円柱デザインとなっており、直径はわずか約7㎝!
360°全方向から除湿できるので、置く場所に悩むこともありません。
サイズ | 約7×18.8㎝ |
重量 | 約830g |
除湿方式 | 吸湿カートリッジ式 |
対応畳数 | 最大3畳まで |
除湿能力 | 100ml |
タンク容量 | ー |
ハイブリットでエコに衣類乾燥!【パナソニック】F-YHVX90

ハイブリッド式の高機能な除湿機です。
コンプレッサー式とデシカント式の2つの除湿方式を搭載しているので、季節を問わず、パワフルな除湿能力を発揮します。
本体の高さが33.5㎝なので、ちょっとしたスペースに設置可能。
部屋干しの衣類の真下にも設置できるサイズ感なので、衣類の下に溜まった水分を素早く乾燥させます。
また雑菌の繁殖を抑制するパナソニック独自の「ナノイーX」を搭載。
臭いの原因となる菌を除菌し、嫌な部屋干し臭を防止します。
布団の湿気や臭いも取れるので、さまざまなシーンで活躍する一台です。
サイズ | 約25×47×33.5㎝ |
重量 | 約10.5kg |
除湿方式 | ハイブリッド式 |
対応畳数 | 木造:8畳、鉄筋:16畳 |
除湿能力 | 8.5L |
タンク容量 | 2.4 |
小型除湿機で湿度対策を万全に!
以上、2022年最新の小型除湿機おすすめ7選とその選び方をご紹介いたしました。
ジメジメする夏は湿気を除去するだけで、涼しく快適に過ごせます。
コンプレッサー式は温度を上昇させないので、夏の暑さ対策としても有効です。
冬の結露対策としても除湿機を使いたい方には、低温環境でも使えるデシカント式を選ぶといいでしょう。
高性能なモデルをお探しの方には、導入コストが高くなりますがハイブリッド式がおすすめです。
除湿方式も重要ですが部屋をしっかりと除湿するためには、部屋に合った除湿能力のモデルを選ぶ必要があります。
ぜひ今回の記事を参考に、ご自身に最適な除湿機を見つけてくださいね!


